日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

「朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕」

朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕 (新潮文庫)


今野 敏著・新潮文庫
警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ2作目。
ミステリーなので、犯人は誰か、どうやって追い詰めるのかという基本路線は踏襲しつつも、樋口の社会論、世代論が胸を打つ。前作で仲良くなった荻窪署の氏家とのやり取りが、実は物語の本質のような気がします。
今回は、突然の妻の失踪事件。読者は誘拐だと分かるが、樋口にとっては、何故いなくなったのか皆目見当がつかない。
おりしも警備部長あてに謎の脅迫状が届き、その捜査本部が週明けに立つことになる。週明けからは間違いなく忙しくなる。その前に何とか自分で妻を見つけようとする樋口。ひとりでは限界を感じ氏家に助力を頼む。突然襲った危機に直面して、樋口に対して前作よりもより人間的な内面を感じます。

 タイトル「朱夏」は、前作「リオ」が女の子の名前だったので今回もそうかと思ったら違いました。
 古代中国の陰陽五行思想で、春夏秋冬に色をあてられて、
 青春(せいしゅん)
 朱(赤)夏(しゅか)
 白秋(はくしゅう)
 玄(黒)冬(げんとう)
 といいます。
 その「朱夏」。
 今の大人はいつまでも青春から離れたがらない。でも人生で最も楽しく充実するのは朱夏の時期。私は朱夏も晩年、そろそろ白秋にさしかかる感じか…。

 最近は昔よりも寿命が延びているから、青春といっても30代前半くらいまでは青春といってもよいかもしれませんが、それ以降50代前半までが朱夏とすると、振り返ってみるとこの20年くらいがやっぱり青春時代よりも充実していたと思う。
 
 まだまだ朱夏楽しんで、白秋を迎えたいなぁ。あ、これも執着かもね。

 

朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕 (新潮文庫)

朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕 (新潮文庫)

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「ボヘミアンラプソディ」

ボヘミアン・ラプソディ 2枚組ブルーレイ&DVD [Blu-ray]

到着!
発売日は明日だけど、amazonで予約フライングゲットです。
ストーリーのクライマックス、伝説のLIVEAIDは完全再現されていましたが、流れの関係ですべてを映画に盛り込むことはできなかった。これはソフト化されたら特典映像になるよなと思ったら案の定でした。
これは買わないわけにはまいりません。

ボヘミアンラプソディ」はいくつかのバージョンで発売されています。
DVD再生機しか持っていない人はDVD単独版を。
blu-ray再生機を持っている人はbluray(DVDはおまけ)版を。
4KULTRAHD再生機を持っている人はこのバージョン。映像は間違いなくこのverが一番鮮明だし音もいい。

現時点のamazon価格ではDVD単独版が約3,078円。blu-ray+DVDが3,807円ですから差は729円。お得です。4KULTRAHD+blu-rayだと5661円とDVDに+2,583円になります。
シンゴジラ」と「君の名は」は4KULTRA HDver.を購入したので迷ったんですが、ここは4Kバージョンでなくても良いかと。

さて問題はいつ封を切るか。
まだ見てない円盤がいっぱい詰まれているんですよねぇ。((((^_^;)。
カミさんに「また増やして―」ってちょっと怒られましたw。
いやいや、いつでも観れる環境がこれで整った。まずはそれが大切なのです。。

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「リオ―警視庁強行犯係・樋口顕」

リオ―警視庁強行犯係・樋口顕 (新潮文庫)

今野 敏著・新潮文庫
「隠蔽捜査」をはじめ今野さんの警察小説はいくつか読んでいます。これもまた、融通の利かない刑事らしからぬ刑事、樋口が主人公。「隠蔽捜査」の竜崎、ハンチョウシリーズの安積とはまたちょっと違うけど、この3人の中では、樋口がもっとも自分に近くシンパシーを感じる言葉がそこかしこに登場する。

 樋口は自分の10歳くらい上。70年安保、全共闘世代で暴力の嵐が吹き荒れた70年代前半を過ぎた頃に大学入学をしており、全共闘世代の後始末をさせられた世代といい、その少し上の世代の人たちを恨んでいる。
 そうなんですよ。戦後ベビーブームに生まれた世代は、その上の世代が作り上げた世界を破壊することに青春のすべてをかけた。しかし戦中戦後を一生懸命生きてきた世代に太刀打ちできず、挙句の果てに内紛、内ゲバで自滅していき、結局体制に飲み込まれていった。その子供、団塊ジュニアを育てることもできず、団塊ジュニアは結婚もせずに第3次ベビーブームは来なかった。数を頼んで消費の最前線にいて何も生まなかった世代。私的に団塊の世代ほど迷惑な世代もない。それが偉そうに高度経済成長は自分たちが頑張ったから、などという。いやいや、高度経済成長の頃、団塊の世代は新入社員から中堅前の世代で、企業のトップにいたのは戦前生まれ世代。
 バブルを生みだしたのも世代的には団塊の世代が企業の中枢にいた頃。
 世代論でひとくくりにするのは危険かもしれないけど、団塊の世代は大量発生したイナゴと同じ。嵐のように消費しつくしていただけの世代です。
 その尻ぬぐいをしているのが樋口以降に生まれた世代です。
 
 これまでの価値観を破壊しつくした結果、もの的には豊かになったかもしれないし、かつてのムラ社会から核家族そして家族の中にまで個人主義が広がった。日本人の美徳と言われたものすらも破壊しつくしたイナゴの集団。

 
 殺人事件現場から逃げた美少女。第2第3の事件現場でも同一人物と思われる少女の姿。少女の名前は飯島里央・タイトル「リオ」は少女の名前でした。
 心に闇を抱えたリオを捜査本部は重要参考人から容疑者として追うが、樋口は捜査本部の決定に背いて別人犯行説を取り、行動していく。

 他の今野作品同様、単なるミステリーではなく世代論社会論になっている点が面白い。

 樋口シリーズは現時点で「リオ」「朱夏」「ビート」「廉恥」「回帰」の5冊。とりあえず「朱夏」まで積んでいるので続いて第2作「朱夏」を読もうっと。


リオ―警視庁強行犯係・樋口顕 (新潮文庫)

リオ―警視庁強行犯係・樋口顕 (新潮文庫)

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第6回N.YELLウインドオーケストラコンサート

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東日本大震災の発生から音楽を通した被災地支援を!という目的で開催されているチャリティコンサートが浦安で開催されました。
過去2回演者で、今回含め2回は客席から応援。
東日本大震災以降、3年前の熊本地震、昨年の北海道胆振地震など大きな地震が立て続けに起きました。私も東日本の際は4回被災地支援ボランティアに行きました。

その後発生した地震も含め、いまだ苦しんでいる人、傷の癒えない人が沢山います。少しでもそういった方々の近くに寄り添っていくことは普通に生活を送れている私たちに必要な事だと思います。

今回の演目、注目は「宇宙戦艦ヤマト」序曲~主題歌(宇宙戦艦ヤマト)~出撃~真っ赤なスカーフ~大いなる愛 と主題歌、劇伴からの選曲。生音での序曲が流れた瞬間感激出胸が震えました。いやーよかった。
地元の少年少女合唱団「いるか合唱団」の子供たちが、一生懸命歌う姿も胸を打ちました。だって45年も前のアニメ作品の主題歌を歌うんですよ。オジサン感激でした。
定番のディスコキッド(今回はX+)、プロクラリネット奏者の千葉友希さんのクラリネットによチャルダッシュも良かった。

たった数回の合わせ練習、しかも全員揃うのは本番とその前の通し稽古くらいで、今回も完璧な演奏。演者の皆さんは勿論、やっぱN指揮者の技量でしょうねぇ。

演者も楽しいけど、客席で観ているのも気楽でよい。
毎年1回のこの演奏会。長く続くとよいなぁ。

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三回忌七回忌

今年は母親の三回忌と七回忌が同じ年。母親は平成29年4月、父親は平成25年12月で、父親の法事には早いのだけど、同年ということで1回でやることにしました。
4時間も前に家を出発したのですが、中央高速激混みで東京まで2時間かかった。その後は大きな渋滞もなく何とか法事の30分前に菩提寺に着きほっと一息。

叔母と私と同学年のいとこ、あとうちの姉貴夫婦に参加して頂いて無事法要は終了。お墓参りをした後お斎で懇親。

お寺との日程調整、お斎の場所予約は半年前からお礼と塔婆代、お坊さんのお食事代、仏花返礼品を準備してという程度なんでさほど苦労はないのですが、そうそうやる事ではないので、あれお寺へのお礼はいくらだったっけ?とか、返礼品はいくらくらいだったっけ?とか色々忘れてることが多い。
 帰ってから前回(母親の1周忌)の散逸していた資料を集め、今回分もちゃんと記録をしておくことにしました。

 母親がいつ誰のお祝いにいくら包んだとか、返礼はいくらもらったとかすごく細かく記録しており、なんかそういうのいやらしいなと思っていたのですが、やっぱ必要な事ですね。
 今は、インターネットで一般的にいくら、なんていうことを調べることもできますが、コミュニティによって一般の金額より高かったり安かったりすることはよくあります。あるコミュニティにおいてご祝儀不祝儀は、そのコミュニティに沿った金額を用意する=そういう記録を付けておくことは大切だと改めて思いました。
 
 「ほらね、あたしの言ったとおりでしょ」と自慢げに話す母親の顔が目に浮かびます。

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amazonプライムこそっと値上げ。

 今日以降amazonプライム新規加入、更新は、これまでの3,900円から4,900円に1,000円の値上げになるという。
 私は6月が更新月なので、再来月はこの値段になる。
 昨年1年間でのamazon利用金額は10万を越える。プライムビデオでも映画を10本以上は見ているし、「宇宙よりも遠い場所」をはじめアニメシリーズもいくつか観た。

 いまはamazonは買い物だけでなく生活にしっかり根をおろしてしまっている。
 アメリカでのamazonプライムの年会費は199ドルだとか。それに比べたら半額以下。アメリカとは国土の広さも違うので一概に比較はできないけど、世界的に見ても日本のamazonプライム会費は安いらしい。

 一番の問題はデリバリーに掛かる人件費でしょう。それを無料にしているプライム会員は、それなりの会費を取らないとちゃんと輸送費に回せないということを考えると、1,000円の値上げでも仕方ないと思います。
 さすがに1万円以上になったら考えるけど、それまでは精々プライム特典を有効に活用しようと思います。

 一方でいくら買い物をしても日本に法人税が落ちないというのは納得がいっていないのも事実。
 事前に値上げ案内をしないどころか、半年前まで値上げしないといっていたのもなんだかなぁ、です。

 amazonに対抗するのは、ヨドバシ.comくらいなのも情けない。楽天もたまに利用しますが、見難いことこの上ない。
 なんとか、amazonに対抗する和製eコマースサイトを総力を挙げて作ってもらいたいものです。

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同棲

 いつから同棲するのが普通になったんだろう。
 私たちが若い頃も同棲をしている人がいなかったわけではない。でも同棲を経てから結婚ということはあまりなかったように思います。
 カミさんとは学生時代から付き合っており、私は一人暮らしカミさんは実家から通っていたけど、カミさんと同棲をすることはなかった。

 今うちの長男は別居していて、彼女とアパートを借りて住んでいる。いわゆる同棲という奴だ。
 ところが会社の若い人に聞いてみると、結婚前に同棲をしていたという人が結構いて驚いた。そういう時代らしい。

 同棲ってどうも淫靡な感じがして、それは恐らく70年代にヒットした上村一夫の漫画「同棲時代」の印象が強いから。とはいえこの漫画、そんなに熱心に読んだ覚えはないのだけど。

 男はまぁ良いのだけど、女性にとって同棲経験があるというのは、よい事なのかな。娘が同棲をするといったら反対するかもしれない。
 暮らしてみないとわからないことは、確かにある。そういう経験をして納得して結婚をすれば確かにその後の結婚生活もスムースかもしれないけど、じゃ結婚してから同居をすると失敗しやすいのかというとそんなこともないでしょう。
 結婚と同棲は似ているけどやっぱり違うと思うのです。

 カミさんも同意見で、ただ、私と結婚する前に同棲していたら絶対結婚しなかったとも…(^_^;)。そんなに迷惑かけてないと思うんだけどなぁ、カミさんの評価は常に低い。。
 お試し期間的な同棲って、それで結婚までいけばよし、そうじゃなかったら戸籍上は×が付くわけではないけど、心理的な×はやっぱりつくわけで、どうも最近の風潮は解せない。

 
同棲時代 (1) (双葉文庫―名作シリーズ)同棲時代 (2) (双葉文庫―名作シリーズ)同棲時代 (3) (双葉文庫―名作シリーズ)同棲時代 (4) (双葉文庫―名作シリーズ)

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「天に遊ぶ」

天に遊ぶ (新潮文庫)

吉村 昭著・ 新潮文庫
 平成も残りわずか、積んでる作品の消化に努めていますが、全然減らない…。


「破獄」や「熊嵐」「高熱隧道」など、徹底した取材で重厚な作品が有名な吉村昭の、10枚に満たない21の掌編を集めた作品集。ショート・ショートのようにオチがあるわけではないですが、恐らく取材途中で体験した内容ではないかと思われる作品も多く、はっとさせられる。

 小説はどんな長編であっても人生の断片を描くだけで、主人公の人生全てを描くことはない。それでも、書いていればあんなこともこんなことも書きたいと思い、逆にダラダラと続いて読者に飽きられる。
そういう意味では、この作品集のようにほんの一瞬を切り取り、その前後を読者に委ねることの方が想像力を掻き立てる。それも吉村昭のような名人が切り取るからこそ。物語の面白みを十分感じさせてくる名短編集です。
 
 吉村作品を詠んだことのある人は勿論、読んだことのない人の入門編としてもよい。

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天に遊ぶ (新潮文庫)

天に遊ぶ (新潮文庫)

新紙幣は5年後。

お金の未来どこへ 新紙幣24年度から、20年ぶり

政府・日銀は9日、千円、5千円、1万円の新紙幣を2024年度に流通させると正式発表した。日本は世界に類をみない現金大国で、最新技術で偽造防止を強化し、今後も安全な決済手段として維持する。一方、政府は25年に現金を用いないキャッシュレス決済の比率を欧米並みの40%に上げる方針も掲げており、お金の未来像はみえてこない。■21年度上期をめどに500円硬貨も刷新する。現在の各紙幣と500円硬貨は新しい紙幣と硬貨の流通開始後も引き続き使える。政府・日銀は各紙幣の図柄は一新するが、千円から1万円の種類の変更には踏み込まなかった。(2019/4/9 22:56日本経済新聞



 新紙幣発表されましたね。
 表面の漢数字が算用数字になって見た目はかっこ悪いけど、漢数字のままだと外国人が分かりにくいから算用数字になったのかな。逆に偽造防止には漢数字の方が良いと思うけどなぁ。クレジットカード裏面の直筆サインもかっこつけてアルファベットで書くより、最近は感じで書いた方が良いといわれます。
 肖像も渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎と一新。福澤1万の時代が長かったので渋沢1万はなんか微妙。子どもの頃の聖徳太子1万がやはり印象的。最高額紙幣に相応しいなと思います。印象薄い新渡戸稲造5千円とかもあったので、結局肖像は誰でもよい。
 新たなホログラムも入るようで、早く実物見てみたいですね。

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電車動かず

 朝の小田急線。7:16頃、運行システムトラブルの影響で、新宿〜小田原・新百合ケ丘〜唐木田・相模大野〜片瀬江ノ島の上下線で約1時間半、運転ストップしてました。
 私は、下北沢から代々木上原の間におり、突然電車が停止。そのまま20分くらい動かない。何とか代々木上原に着いてもやっぱりその先に進まない。仕方がないので、対面の千代田線に乗り、明治神宮前まで乗り原宿でJRに乗り換え、朝礼には間に合わなかったものの始業時間に滑り込みセーフでした。

 朝のラッシュアワーにこのトラブルは痛い。
会社には始業30分前に行くようにしているので間一髪、かすった程度でしたが もうちょっと早くこの事故が起きていたら会社に行けなかった。
やっぱ早く会社に行くのって大切です。
 


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