日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

台風

関東縦断した台風19号
午後から凄い雨と風でしたが、21時過ぎには峠を越えて静かに。電車は夕方には計画運休で止まり、イオン、ヨーカドー、セブンイレブン、ローソン、小売りは軒並み休店。まるで小さい頃のお正月といった雰囲気。
川や崖にも近くない為、災害の心配は基本的に皆無なのは有難い。停電、断水もなく、ちょっと強い風雨の日って感じで無事通り過ぎてくれてよかった。

今回の台風は、かなり強烈で、箱根をはじめ歴代最大雨量、風速を記録した。昭和33年に1200人以上の犠牲者を出した狩野川台風同様の経路とそれ以上の勢力ということでかなりの被害が予想されましたが、先日千葉で大きな被害を出した台風15号の記憶も新しいことから、準備万端で臨んだのも必要以上に被害が少なかった要因か。あと直撃が土日にかけてというのも、通勤に影響が出ずよかった。19号の時は大変だった。。

 もっとも台風の影響で、CPAP定期健診で予約していた病院は外来診療中止で来週に延期。歩いて5分の歯医者はその雄姿を保ち通常営業だったので予約通り行く。弓の練習は弓道場の入っている施設が全館休館の為お休み。という訳で、家でゆっくり読書。

 川の氾濫、決壊はこれからだと思いますので、近くの方はお気をつけて!


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「アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風」

アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)
神林長平著・ハヤカワ文庫
 第1作『戦闘妖精・雪風』(連作短編)を読んだのは、19歳の頃、今から35年前。その後99年に第2作『グッドラック 戦闘妖精・雪風』(01年文庫化)が出、02年に改訂版の『戦闘妖精・雪風〈改〉』、そして09年に『アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風』(11年文庫化)と現在まで3作出ています。
『アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風』文庫化されてすぐ購入していたのですが、ずっと積読しており早8年、やっと読みました(^_^;)。

 突然地球に侵攻してきた異星体ジャム。南極の超空間通路からやってきたジャムを撃退する為、通路の先に逢った惑星フェアリィに基地、FAF(Fairy Air Force フェアリィ空軍)を作り地球侵攻を食い止めていた。当初地球各国の精鋭を集めていたFAFだったが、戦闘が長期間に渡りエリートが消耗していくのを良しとしない国々は他人に溶け込めない者や犯罪者をフェアリィに送る様になる。
 タイトルにも待っている「雪風」は、FAF内の情報部隊に所属する戦闘機の名前。情報部隊は直接戦闘に加わらず、戦闘時に敵の情報を入手し必ず帰投することを任務とする部隊。友軍が全滅しようと一切助けない。雪風パイロット、深井零は、他人に一切の関心を持たない性格破綻者。零が信じるのは唯一雪風のみ。そして彼と雪風の共通の目的はジャムを殲滅する事。
 「アンブロークンアロー」では、コミュニケーションすらまともに取れていなかった異星体ジャムが、地球に宣戦布告をしてくることから始まる。何がリアルなのかわからない戦闘状態が延々と続く。読んでるこっちも混乱してくる。自立型AIを持つ雪風は零を外部センサーとしてジャムの仕掛けた罠を解こうとする。

 機械は人が使うもので使われるはずはない、という考えが揺らいでくる。
 人間の活動や記憶なんかも微弱な電流の連続なわけで、そこにAIが干渉してきてAIの思い通りに動かすなんていうこともできるんじゃないかな。昔は空想上の事と思えたこんなことも、今や無線通信が当たり前になり、AIが発達して、AIが目的の為に人間を端末として思い通りに操る、なんてことももしかしたらありえるかもしれません。そうなった時、自分の行動が自分が望んでしている事なのか、AIがそうさせているのかの判断は難しい。「自分は自分だ」と言い切ることに自信がなくなってきます。
 タイトル的にはアクションSF的な感じですが、深い思索に誘ってくれる物語です。ただいっぱい頭をつかう(いろんなことを考えちゃう)んで、疲れてる時はあまり頁が進みません。。

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アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)

アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)

されど空の蒼さを知る

水平線や山の稜線に切り取られた空の方が尊いという人がいるけど、東京とその近郊に住んで30年以上、ビルの輪郭に切り取られた空が私にとっての空。
灰色のビルやガラス貼のビル、様々なビルの隙間から見える小さな空。

井の中の蛙」というと、「狭い世界のことしか知らない」というネガティブな意味ですが、「されど空の蒼さを知る」と続くことで、「狭い世界にいるからこそ、その世界の深いところや細かいところをよく知っている」というポジティブな意味になる。
 世界に目を向けることがすべて正しいわけじゃないのに、世界に出ようとしない事を肯定的に考える人は少ない。正直大きなお世話だし、世界を舞台に活躍する事が正解で、国内に拘ることが何でも駄目という風潮はどうもいただけない。
 日本の事ですら全部知ってるわけじゃないのに、すぐに海外に行こうとする。日本語もまともにしゃべれないのに英語が喋れるか?
 
 いつも見上げるビルの谷間から見る空は、狭いからこそ毎日色の違いが判る。

智恵子は東京には空が無いという
ほんとの空が見たいという
私は驚いて空を見る
桜若葉の間に在るのは
切っても切れない
むかしなじみのきれいな空だ
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ
智恵子は遠くを見ながら言う
阿多多羅山の山の上に
毎日出ている青い空が
智恵子のほんとの空だという
あどけない空の話である。

高村光太郎の「あどけない話」という詩です。


私にとっての空は、何も考えていなかった子どもの頃に見た空じゃなく、辛い仕事でつい俯きがちな毎日の中で、ふと見上げるとそこにある”ビルの輪郭に切り取られた空”です。

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第74回国民体育大会いきいき茨城ゆめ国体2019

ラグビ-Wカップが盛り上がる中、2019年9月29日〜10月8日の11日間の全日程が無事終了。弓道は4日(土)から7日(月)の4日間水戸市堀原運動公園武道館弓道場で熱戦が繰り広げられました。

成年男子近的は岩手県が初優勝、12射皆中!(゚Д゚)!国体で優勝するんだから1本のミスが命取り。

神奈川県は予選敗退で決勝トーナメントに進めませんでした。それでも19中/24射(大矢6中 山本7中 森川6中)。森川さんとか山本くんとか、外すのほとんど見たことないんですけど、やっぱ大舞台では緊張しちゃうのかなぁ。
遠的は42点で第6位(大矢10点 山本17点 森川15点)4矢1回40点/1人、計120点満点。予選は158点(大矢60点 山本44点 森川54点)4矢2回80点/1人満点(※中心が10点)だから、240点満点。つーか確実に的を捉えて点数化してる。それでも入賞は厳しいんですねぇ。優勝した岡山県は95点/120点満点(吉田 33点徳山 35点西村 27点)2年連続6度目の優勝!…すごすぎます。

 昨年10月から年明け1月まで、国体強化練習会の末席に混ぜてもらってましたので殆ど初めてといっていいくらい国体注目していました。
 神奈川県は残念ながら優勝を逃しましたが、県内トップクラスの選手でも国体優勝の壁は高かった。
 今年は国体強化育成講習会は残念ながら参加できず、というかそもそも私なぞ”およびでない”世界。
 来年は是非優勝してほしいですね。皆さんお疲れ様でした!
 
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明晰夢

明晰夢というのは、睡眠中にみる夢のうち、自分で夢であると自覚しながら見ている夢のこと。
「あーこれ夢だよな」という感じ。ありえない設定だよなぁと思いつつ、なるほどこれは夢の世界かと得心する。リアルなんだけどどこかおかしい。
なんとか調べる方法を記憶しておこうと風景や看板をとにかく覚えた。「フルハウス ハラ」という山の上を切り開いた白壁南欧風の別荘地。すべての家が繋がっており、窓の外は崖で海が見える。そこは廃墟になっているものの作りが凝っているので観光地になっている。

なんで夢かと思ったか。たしかそこは多摩の南大沢だということで連れてこられたのに、窓の外が海だった。これは南大沢なわけはない。なるほどこれが明晰夢という奴か、と。
昨日の夢がそんな感じで、朝起きてから別荘地の名前を検索したものの当然何も出てこない。しかし場所ははっきりと覚えている。
物理法則や時系列、空間がおかしい。かといって、空を飛ぶとか個人的な万能感はまったくない。ここら辺が現実主義者から逸脱できない弱いところ。

リアルな夢はよく見ますが、大体30分もすれば忘れてしまいます。でも今回の夢は違いました。
「このままここにいればいいじゃない」と言われ、このまま夢の世界に取り込まれそうになった。これはまずいと。
楽しい夢でもなかったので、起きようと意識して起きることができましたが、もし現実逃避の気持ちの方が強かった場合、どうなっちゃうんだろう。


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週末台風直撃?

台風19号は30℃前後もある非常に暖かな海面上で、急激に発達しており、月曜日午後9時の時点で、中心気圧915hPa、最大風速55メートル、最大瞬間風速75メートルという今年最強の大型で猛烈な台風となりました。■タイトル画像で台風の姿をみると、雲の中心付近に針でつついたような非常に小さな台風の眼があるのが確認できます。■そしてこのあとさらに発達し、火曜日午前9時には、中心気圧900hPa、最大風速60メートル、最大瞬間風速85メートルという驚異的な勢力となり、水曜日にかけて、最盛期の状態となる予想です。■その後は徐々に勢力を弱めながら北上する見込みですが、それでも予報円の真ん中を予想通りの勢力で進むと、土曜日(12日)午後9時には、中心気圧950hPa、最大風速45メートル、最大瞬間風速60メートルの非常に強い勢力を維持した状態で、東海地方に接近してくる見込みです。■またこの時点で、早ければすでに東日本に上陸し、内陸を通過している可能性もあり、西側へ進めば、四国、また東側へ進めば、伊豆諸島を通過している可能性も考えられそうです。■もし、予想される進路の真ん中を進むと、強い勢力で首都圏を直撃するおそれもあり、先日の台風15号で甚大な被害を受けた千葉県などでは極めて憂慮される事態となるかもしれません。(ウエザーマップ10/7(月) 22:26)

 
 今週末は弓練習は行きますが、予定は医者に行くだけなので、引きこもり決定です。
 3連休月曜はぬけてそうなのでちょっと安心。

秋季大会

市の弓道秋季大会でした。
初手座射4矢が、全部上ぎりぎりに抜いてしまい、ショック。
次の立射は、1本目は外したものの残り3本的中、ペースを戻し3中/4射。いやいや遅いって…(^_^;)。勿論個人入賞に絡まず。
チームでも前半2中/12射でボロボロでしたが、次が8中/12射と後半ではほぼトップクラスの的中。結局10中/24射で、10位以内には入ったんですが、決勝の6チームには残れず。1巡目に出てれば決勝進めたのになぁ。

そんなわけで中りは駄目駄目だったんですが、以前よりも的中感覚は鋭くなっている感じがします。弓手がしっかりと的を捉え伸び続ける。妻手は裏的を感じ矢筋にまっすぐ伸び離す。
これだけといえばこれだけなんですが、身体が上に伸びている感覚とあわせて、残心/身(弓を射終わった後)の時、身体が天地左右に伸びた感じがあると、的心近くに中っている事が多い。

毎回出せればいいんですけど、矢数を掛け過ぎて疲れてきたり、特に4矢中3本立て続けに入った最後の1本、「こら当たったら皆中じゃん」と思うと必ず外す。こういうメンタル面での弱さが的中の悪さ。

身体とメンタル。特にメンタル、課題です。。

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歯の治療完了。

 7月上旬、上左奥から2番目の歯を抜きまして、抜いたところが落ち着くまでそのままにしていましたが、やっと次の段階に進めることになり、先週抜いた歯の前後の歯のクラウンを外し、ブリッジを作成するために型取り、本日歯科技工士に注文していたブリッジが出来上がり無事治療が終了しました。約3ヶ月かかりました。。

 これも以前書きましたが、どうも噛み締め癖があるらしく、歯のすり減りが早い。歯ぎしりはしていない(カミさん談)。その為夜寝る時にナイトガードを装着しています。最初に作ってから一度治療をしたので、合わなくなるとのことで1か月後に2つ目を作る。そして今回も歯の形が変わるので合わなくなる為また新しいのを作ることに。10ヶ月で3個目。歯に合わせて作るから完全オーダーメード。保険適用ですが、それでも3000円かかる。来週はCPAPの定期検診。これも2ヶ月に1回約8000円。これはCPAPのレンタル代も含まれています。なんとも金がかかる身体です。。

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やりたい仕事

 やりたくない事をやっている対価として給料を貰う。
 
 それでも、1日の大半、もっと俯瞰してみれば人生の大半を仕事に費やしているのだから、そこにやりがいを見つけようとしたり、少しでも居心地を良くしたいとおもう気持ちは分かります。ただそれって、単に自分を偽っているだけなんじゃない?って思います。そうやってみんな無理しながら仕事をすることで社会を回している。
 自分のやりたい事を職業にできた人は羨ましい。少なくとも、やりたくないけど生活をする為に仕方なくやっている、もしくは、そんな仕事でも小さな生きがいをみつけて仕事をしている人に比べれば、スタートの時点で圧倒的な勝ち組です。
 趣味が実益に繋がるほど良い事はありません。
 それでもそういう人は「趣味が仕事につながると、他の楽しみがなくなる」とか「すごく好きだったけど仕事となるとちょっとちがう」とか言います。じゃ、もともと全然やりたい事でもなく、しかも求められるベクトルも違う、しかし転職するだけの経験もスキルもない、なんていう人はどうでしょう。恐らくそういうサラリーマンって多いんじゃないかと。

 スタートはどうあれ、自分の行為が他人から評価された結果が収入となる。もっといえば「他人が求めるもの」の対価が費用として支払われる。他人が求めるもの=自分がやりたいことであれば理想的ですが、そういうマッチングは殆どないでしょう。
 人気のミュージシャンも路線変更すればファンは離れ、意に沿わないストーリー展開をすれば、漫画家は非難の嵐。結果的にやりたくない事でもやらなければ収入は落ちてしまう。

 仕事ってなんだろう。さすがに定年秒読みとなって考える事じゃないよな。四半世紀以上も仕事をしていて、いまだにそんな悩みを持ちますわ。
 逆に悩まずに仕事ができる人ってすごいです。
 じゃどんな仕事をしたかったの?問われると返答に窮してしまうんですが。。


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さんま苦いか塩つぱいか。

昨日社食で南三陸の秋刀魚定食というのがあって食べました。今年初秋刀魚。
秋刀魚と言えば、佐藤春夫の詩「秋刀魚の歌」

秋刀魚を食べる度に、
「さんま、さんま、さんま苦いかしょっぱいか」と唱えてしまうw

以下全文。

あはれ
秋風よ
情(こころ)あらば伝へてよ
――男ありて
今日の夕餉(ゆふげ)に ひとり
さんまを食(くら)ひて
思ひにふける と。

さんま、さんま
そが上に青き蜜柑の酸(す)をしたたらせて
さんまを食ふはその男がふる里のならひなり。
そのならひをあやしみてなつかしみて女は
いくたびか青き蜜柑をもぎて夕餉にむかひけむ。
あはれ、人に捨てられんとする人妻と
妻にそむかれたる男と食卓にむかへば、
愛うすき父を持ちし女の児(こ)は
小さき箸(はし)をあやつりなやみつつ
父ならぬ男にさんまの腸(はら)をくれむと言ふにあらずや。

あはれ
秋風よ
汝(なれ)こそは見つらめ
世のつねならぬかの団欒(まどゐ)を。
いかに
秋風よ
いとせめて
証(あかし)せよ かの一ときの団欒ゆめに非(あら)ずと。

あはれ
秋風よ
情あらば伝へてよ、
夫を失はざりし妻と
父を失はざりし幼児(おさなご)とに伝へてよ
――男ありて
今日の夕餉に ひとり
さんまを食ひて
涙をながす と。

さんま、さんま
さんま苦いか塩つぱいか。
そが上に熱き涙をしたたらせて
さんまを食ふはいづこの里のならひぞや。
あはれ
げにそは問はまほしくをかし。

      • -

泣きながら秋刀魚を食べる男の姿。
谷崎潤一郎とその妻千代を巡る三角関係のドロドロの中生まれたこの歌ですが、秋刀魚の季節になるとこの歌を思い出し、秋刀魚の苦いはらわたに舌鼓を打つくらい、私も歳をとりました(^_^;)。


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