何かと世界的には大変だった2011年も静かに去り、2012の幕開けであります。
私は、早生まれ(1965.1生)なので、来年の巳年が年男ですが、同学年の皆さんは辰年(1964)、年男女。子どもの頃は、好きなる女の子がみんな年上で、「あーあ、辰年生まれだったらよいのに…」と思ってましたが、今になって「早生まれちょっとお得」な感じです。
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"年が変わる"元日の朝は、前日までの喧噪から一転、静かな、厳粛な朝となります。ほぼすべての人が、「今年こそは…」的な想いを胸に描く、なんかそういう雰囲気があります。オウムの平田信容疑者が早朝、丸の内署に出頭したのも、そういう気持ちがあったのかもしれません。
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地震も津波も原発も全然解決していないし、政治は混迷を極めているし、こんな無茶苦茶な国なのに円高は進み続ける。ま、円高が進むってことは、他の国はもっとめちゃくちゃなのかもしれない。あー、ブータンにでも移住したい気分です。
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でも、日本好きなんですよね。手先が器用で、紙と木でできた狭い家に住んで、周りの人との協調性を重んじながら、つつましく生活をする。他人との距離感も遠すぎず近すぎず、でも、何か大変な事があると、みんなで一致団結して守ってあげようとするこころの優しさ。下品な事を好まず、常に粋であろうとする。西洋的な考え方がもてはやされる昨今ですが、最後に勝つのはこの日本的な考えではないかと。いや、勝敗で考えると、もしかしたら滅びる種族かもしれない。アングロサクソン的狩猟民族の野蛮な思想が蔓延している世界で、崇高な精神を内在しているのが日本民族ではないかと思います。
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さて、今年は、マヤ暦では終末の年といわれています。ま、1999年に恐怖の大王も来なかったし、どこかで歴史が分岐して来年の今日は無事2013年を迎えてるに違いないです。そんな来年に向けて、今年も今日からまた一歩々々進んでいければと思う元旦の朝です。
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というわけで、皆様。
改めまして、
新年明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
平成二十四年 壬辰 元旦