米田憲司著・宝島SUGOI文庫
毎年8月には日航123便墜落事故関連の本を読むようにしています。
この本も2011年の文庫化された時に新刊で買って読んでいたことをすっかり忘れて、今月BOOKOFFに行った時、読んでなかったと思い衝動的に買ってしまい、読み進めているうちに「あれ読んだことある?」と思い調べてみたら読んでました。ちゃんと2011年8月5日のblogで感想書いてました((((^_^;)詳しい感想はそちらの方で(下記参照)
とりあえずこのblogに書いている日航ジャンボ機123便墜落事故関連で呼んだ本は以下の通り。
・2009-01-29 『クライマーズ・ハイ』横山秀夫 を読む http://d.hatena.ne.jp/hee/20090129
・2010-07-15 『墜落遺体-御巣鷹山の日航機123便』飯塚訓を読む http://d.hatena.ne.jp/hee/20100715
・2010-08-11 『墜落の夏』を読む http://d.hatena.ne.jp/hee/20100811
・2011-08-05 『御巣鷹の謎を追う』米田憲司 を読む。http://d.hatena.ne.jp/hee/20110805
・2012-08-08 「疑惑 JAL123便墜落事故―このままでは520柱は瞑れない」 を読む。http://d.hatena.ne.jp/hee/20120808
これ以外に何故か感想書いていないけど山崎豊子「沈まぬ太陽」を2009年に読んでます。
今年、日航123便墜落事故から29年目となります。520人の乗員乗客が亡くなった世界最大の航空機事故。事故後の事故調査委員会では、後部圧力隔壁破壊による垂直尾翼破壊と油圧系統の破壊によって起きた事故ということになっています。ただこの事故調査報告書作成にあたって、本来なら採用されるべき重要な生存者証言が意図的に(かどうかは不明ですが)無視されていたり、ちゃんと回収されなければならないはずの相模湾に落ちた垂直尾翼の回収作業がわずか3日で回収不能として作業断念していること、更に自衛隊による墜落地点公開がこれまた意図的と思える情報操作がされていることなど、ちょっと調べれば疑問を感じるようなことがいくつも出てきます。隠蔽とも思える事故調の陰に、飛行機を製造しているボーイング社と国家戦略として飛行機産業をフォローしているアメリカ、そして日本の"手打ち"のような関係が見え隠れします。
機長をはじめ事故の当事者が亡くなり、真の原因究明はおそらくもうできないでしょう。確かに圧力隔壁の修理不良はあったから、修理の2重3重のチェックは必要になり底の部分での不具合は今後起きないとして、明らかにされなかった真の原因についてもちゃんと善後策を講じてくれているであろうことを切に願います。
youtubeにボイスレコーダーとmapを組み合わせた10分間の映像がありました。緊迫したコクピットの様子が手に取る用意分かります。
- 作者: 米田憲司
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2011/07/07
- メディア: 文庫
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