2016年・白石晃士監督
「こどもつかい」があまりにもこわくなかったので、amazonビデオで観ちゃいました。
「リング」の貞子と「呪怨」の伽椰子、「どっちの呪いが、最恐か。」、「呪い勝つのは、どっちだ!?」。
「フレディvsジェイソン」「エイリアンvsプレデター」古くは「ゴジラ対キングコング」とかもそうかな。この手の映画って、怖いかどうかではなくて、両者がどう絡んで行くかというシナリオの妙にすべてが掛かっている。
そういう意味では、十分成功しているし、リングシリーズも呪怨シリーズもほぼ観ている私的には面白い作品でした。ネタバレですけど、この手の作品にありがちな両者リングアウト的ラストも仕方ありませんが、それよりも、こんな荒唐無稽な組み合わせなのにストーリー展開が強引と感じさせることなく進むのは見事です。
「リング」の呪いのビデオも今更ビデオなんて…と思っていたら「すでに時代遅れとなったVHSのビデオテープを「リサイクルショップに眠っている古いビデオデッキの中に入っていたVHS」という設定は上手い!と思いました。しかもそれをDVDに焼いて、あろうことか動画サイトにアップするという暴挙。これは、貞子、伽椰子よりも恐怖にかられた人間ってこえーなと思わされましたね。
貞子と伽椰子の直接対決は、怖いというより爆笑もの。でも2人ともよかった。伽椰子には俊雄君という味方もいて、俊雄君も活躍します。いつもの俊雄君より大きい感じなのは残念。やっぱ小学校低学年じゃないと…。
両シリーズを余裕をもって見られる人、パロディと割り切って観れる人にはお勧めです。
あ、当初の目的の怖い作品って意味ではそうでもなかった…(^_^;)。