グリソムギャング小中監督特集最終週。今日明日と最新作「七瀬ふたたび」を上映。
本日のトークショウは、勿論小中監督とSOFTBANK白戸家のお兄ちゃんことダンテ・カーヴァー(ヘンリー役)のはずでしたが急遽変更となり、同作でアクションコーディネーターをされた谷垣健治さんが登場。
ごめんなさい。谷垣さんって全く知りませんでした(^-^;A 。聞けば有名な作品のアクション監督をされていらっしゃいます。代役にもかかわらず、七瀬の事だけでなく、これまでの映画人生を語っていただき、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
谷垣さんのポジティブな生き方はとてもうらやましく、まさに今のポジションを自分で掴んだという感じ。しかもそれを単なる苦労話ではなく、面白おかしく話して戴き、1日1日が糧になって生きている見本のような方で、大変感激しました。これから改めて注目していきたいと思います。
「七瀬ふたたび」は、昨年カミさんと観て以来でしたので半年ぶりくらい?(その時の感想はこちら→http://d.hatena.ne.jp/hee/20101010)改めて観てみて、やっぱ、エンディングに感動でした。悲劇で終わる「七瀬ふたたび」はそれはそれで良いのですが、小説は、「エディプスの恋人」のような形になり、本来七瀬ファンが望んだ形とは異なる続編で戸惑いを覚えた人も多いはず。私も高校生の頃読んで、失望した一人で、昨年読み直してみて、改めて「エディプスの恋人」の良さがわかるまで、30年近い月日が必要でした。
今回の小中監督の「七瀬―」のエンディングは、未来はひとつじゃなくて、自分たちの生き方次第では幸せな未来を選択できる可能性を示唆してくれます。
生きていると、あの時ああしていれば…と後悔することしきり。失敗を乗り越えて初めて明るい未来がやってくる。失敗を糧にする大切さ。私たちは時間遡行できないし未来も予知できないけど、よりよい選択をする為のセンサーを持っていれば必ず未来は良い方向に向かってくれる。そう信じたい。
DVDも買っちゃいましたのでこれからまた好きな時に観れます。
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