日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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黒船かノアの箱舟か

 TPP(Trans-Pacific Partnership・環太平洋経済連携協定) は、泰平の眠りを覚ます黒船か、乗り遅れたら生き残れないノアの箱舟
 メディアでは喧しいTPP論議。ついに交渉参加表明。この事について、すべて分かっているわけではないし、メリットデメリットがどうなのか何とも言えないので、本当にいいのか悪いのか自分でもよくわからないけど、思った以上に大丈夫じゃないかと思うのです。
 まず、関税というは、国内産業の保護とかの為に外国から輸入されるものについて、「輸入するならその分お金払ってね」というもの。商品によって細かく規定されており、野菜は、5−10%位、ウーロン茶も5%位、無税のものもあるけど、特に米の税率は778%(米は従量税なので、率でいうとこれくらいという事)もかかっている。米は日本人の主食だから、水際で安い外国米の侵入を関税を使って阻止している。
 日本は国土も狭いし天候も不順なので、こと、食物を育てるのには涙ぐましい努力が必要。そんな先人の知恵と工夫で、国内の胃袋を満たしていたり、棚田などの美しい田園風景を持つ事ができた。ひっろーいところで、ぶわーっと種まいて農薬バンバン使ってでっかい機械でガンガン刈り取るやり方とは、当然コストで差が出る。食物に対する愛情がないわけではないだろうけど、ひと苗ひと苗田んぼに植えていく農業とは、その思い入れの違いは歴然。そういった愛情効果があるのかどうかはともかく、日本のお米は本当に美味しいし、少なくとも輸入検疫の為の余計な薬も使わない為、輸入米より安全に違いない。
 実は、TPPについて、分からないながらどちらかというと賛成だったりします。
 私たち日本人は、いくら外国産が安いからといって、安易に外国産に流れるほど莫迦でもなければ貧乏でも無いと思うのです。オレンジやアメリカンチェリーの輸入自由化になってから、確かに食べる機会は増えたけど、冬のこたつの卓上に乗るのはやっぱ温州みかんでしょ。アメリカンチェリーよりも、佐藤錦をやっぱり食べたい。サクランボ農家は、自由化になってから輸出量が増えて、増産→収入アップになっているとか。
 農家の皆さんにいいたい。大丈夫。日本人はいくら安くても輸入米など好きこのんで食べない。それに日本のお米の美味しさは、海外に打って出る品質の高さがある。逆に今生産量を上げて日本食大好きな国に輸出しちゃえば良いです。中国なら金もあるし胃袋も13億個!
 
 TPP参加は、農業だけの問題ではなく、医療関係、保険…いろんなものが影響を受ける。楽観論かもしれないけど、どちらかといえば輸出で成り立ってる国しかも今後の少子化国内需要の拡大は難しい事を考えると、決して悪いことではないような気がします。

絶対反対!って人、いると思うんで不快に思ったらごめんなさい。小市民の戯言なんで「あーこいつ莫迦だなぁ、こういう奴がいるから政治家は好き勝手できるんだ」と思って無視してください。