日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「ブラックボード〜時代と戦った教師たち〜」を観る。

 木・金・土と3夜連続でやっていた学校もののドラマ。1話目は見逃し、昨日と今日だけ観れました。
 戦後(1夜目)、80年代(2夜目)、現在(3夜目/今日)、大田区立都中学校という架空の中学校の67年に渡る話。1話目は観ていないので感想は割愛。
 2話目は、1980年、中学校3年生の話。私の1学年下です。校内暴力が全校で吹き荒れていた時代という事ですけど、私の中学校はそんなことなかったな。田舎だったからかしらん。丁度この時期の「金八先生」は、あの「腐ったミカンの方程式」の話だったから、確かにそういう中学校もあったんでしょうね。社会問題とかなっていたし。
 不良学生に立ち向かう教師を佐藤浩市が熱演。佐藤浩市って出てるだけで安心する。とんがったところがなくなって最近すごくいい俳優さんになってきたなと思う。不良生徒役は、志田未来ちゃん。ちりちりパーマに超ロングの制服、スケ番メイク。今見ると笑う々々。ここまでひどくはないけど、確かにスカートは長めでしたね(笑)。
 で、この当時の新任教師だった貫地谷しおり演じる横手涼子が、3夜目では、校長先生になっている。演じたのは倍賞美津子。賠償美津子といえば、金八先生の奥さん、桜中学で養護教諭をやっていた天路先生じゃん。しかも、北先生の金田明夫が副校長とは、狙ってるとしか思えないキャスティング。
 それにしても、学級崩壊ってホントなの?幸せなことにうちの子供たちの学校はそんなことなかったようですが、もっともカミサンに 任せきりだったんで、小学校までしか学校に行ったことないけど。あと、学力格差。九九を言えない中学生とかホントなの?障害とかあるなら判るけど、そうじゃなくて普通に小学校で習うような計算とかできないなんて、あるのかなぁ。

 ストーリーにはあえて触れません。2時間程度にしてはちょっと気負いすぎ、詰め込み過ぎな感じはあるものの、それぞれの時代で異なる様々な問題を抱えながら、真の学校教育を実践しようとしている教師の姿は美しい。事なかれ主義の教師、全てを学校の責任にする親。確かに今の先生は不甲斐ない人もいるでしょう。大学を卒業し、そのまま”先生”と呼ばれてしまいあとはずっと”先生”。「先生と呼ばれるほどの莫迦はなし」じゃないけど、本当に心から先生と呼ばれるだけの人物になるのは、その人の生き方の結果であって、大学出て数年の輩が先生と呼ばれて慢心しているのは鼻もちならない。学校も、一部社会人経験者採用をしている県もあるようですが、純粋培養の新卒じゃなくて、社会人経験者をとる事を基本にしたらどうだろう。私なってもいいですよ。新卒のセンセーより、よっぽど学級経営できると思うし。

 とはいいましたが、教育ってのは、本当に難しい。そんな中、先生方は良くやっていると思います。理念理想を持って教職をめざしたんでしょうから、周りがなんと言おうとその信念を貫いてほしいなと思います。

 2話3話面白かったですよ。特に2話は同世代の話なのでウルウルきちゃいました。DVDレンタルになったら1話目観てみたいと思います。