夏季休暇最終日。AMに弓道。いつもなら午後は家でDVDでも見て、明日からの仕事の為英気を養うというのがいつものパターンですけど、生来の特撮好きの血が騒ぎ、一路、東京都現代美術館(最寄は半蔵門線清澄白河駅)に行くことにしました。
駅からは歩いて10分くらい。路地を抜けていくので迷ったらどうしようかと思いましたが、その手が好きそうな人が前を歩いていくので安心して着いていくと迷わず到着。
お盆休み期間のせいか、チケット購入に30分待ち。入場してもかなりの混雑でした。しかしまぁ、特撮好きには堪らない展示物の数々。東宝特撮ものやウルトラ系のスーパー兵器は、今回展示用にレストアされていてみんなきれい。中でも圧巻なのは、撮影で使われた全長3Mのマイティジャック号。でかい!マスク類もウルトラ関係だけでなく、トリプルファイター、グリーンマン、ミラーマン、ジャンボ−グA、9、ライオン丸まで、これだけでも見る価値ありです。ゴジラやガメラのきぐるみもありました。倉庫を模した中には、キングギドラ(金子修介監督の「怪獣総攻撃」版)や、サイボットゴジラ(1984「ゴジラ」)の頭部が無造作に置かれてます。
そして全編CG無し、ミニチュア特撮と光学合成で作られた約9分の短編「巨神兵、東京に現る」冒頭、ジブリ作品でおなじみのヘッドマークが出たのは可笑しかったですが、内容はなかなかハード。物語の進行は、綾波レイ役でおなじみの林原めぐみ。日常の中に突然巨神兵が飛来。圧倒的な力で東京の街を破壊しつくすという話なんですけど、CG無しでここまでできるんだ〜、と感心しきり。昭和特撮フリークなので、ある程度のインチキさは許容の範囲内なのですが、そういった妥協すらも許していない(多少お遊び要素はあるけど)作り手の想いがひしひしと伝わり、ラストシーンでは、鳥肌が立ちました。巨神兵怖ええ…。次のコーナーでは、15分のメイキングをモニターで見せてくれます。これも良かった〜。「巨神兵―」がどのような拘りで作られたかが良くわかります。これを観た後また本編が観たくなるのが難点…。
最後、ミニチュアを所せましと並べたステージゾーンに。ここだけ写真撮影OK。外側からの撮影は自由ですが、セット内に入る場合は並び待ち。せっかくなので、ここでも30分待ってセット内に。勿論何枚か写真を撮りましたが、周りは殆どが同行者ありで、一人で来ているらしき人は数えるほど。これじゃ、単にミニチュア撮ってるだけで、自分がその構図に入ることができないじゃん(涙)。しかも次のコーナーでは、TV等でも紹介されているミニチュアのマンションの窓からのぞき込む自分といったアングルでの写真も取れる…。
会期は、10月8日までですので、これから行かれる方に。
1.基本2名以上でいくこと。
2.音声ガイド(500円)は、あるとより楽しめる(らしい)。普通美術展とかでの音声ガイドは借りない派なので、今回も借りませんでしたが、家に帰って色々調べてみると、解説(清川元夢/「機動戦士ガンダム」アムロの父テム・レイやエヴァの冬月ですねw)のほか、BGMとかも流れ、いやがおうにも盛り上がるらしいです。
3.ゆっくりじっくり見るためには、基本は平日に行くのが良いですね。ミニチュアステージも楽しめそう。とはいえ、気がついたら3時間もいましたので堪能しましたけど(^-^;)。
というわけで、出来ればもう1回行きたいです。どなたか平日(PMとかでも)休める人、ご一緒しません?あ、「ウルトラマンアート展」も行きたいんだった。しかもこっちは、9月2日まで。悩む〜。