趣味や好きな事が仕事になるのは辛いというけど、そんなことないと思う。何の能力もなくて、生きていく為に稼がねばならず、意に沿わぬ事も仕事は仕事と割り切って、時間を切り売りすることで1日々々が過ぎていくことに何の面白みがあるんだろうか。
最近目覚まし時計をセットしなくても毎朝5時に眼が覚め起きる。出勤の準備をして定時に家を出、何回も乗り換えて満員電車に揺られて出社する。毎日追い立てられるように仕事をして、お客さんには怒られ、呆れられ、たま〜に誉められ、気が付いたら日も暮れる。またも電車に揺られて帰るけど、もう疲れてしまって、本を読む元気すらない。電車は朝ほどではないけどやっぱり満員。家に帰って寝るまでの時間もあっという間。こんなことをもう20年以上も続けてる。何が楽しいんだか…。
サラリーマンの究極の目標が"社長"になる事だとすれば、社会人になった時からそんな夢を持っていない事を思い出す。独立して自分が社長になるという手もありますが、もとよりそんな気概もなく。
サラリーマンとしての階段を汲々として登る事も是としていない。狭い世界で人より偉くなることに何の意味があろう。単なる仕事の違いでしかない。1000万動かせるところが1億になる程度の話。社長になっても精々億単位。兆までの金は動かせないし、そもそも法人という別人格の金で自分の金じゃない。人の金を使ってまたそれを増やす事に何の面白みがある?
とまぁ、そういう事を考えながら仕事をしていますが、だからといって中途半端にやったりしないし、どんな仕事でも一生懸命やる。基本姿勢としては、社内外を問わず「誰かの役に立つ」ということが、私の仕事をするスタンス。
異動して7カ月。まだ誰かの役に立ってる実感がないもんだから、こういうネガティブな思いになっちゃうんだよね。スキル身に着いているんだろうか。少しは成長してるんだろうか。