今日は文庫本を忘れてしまった。
かばんの中に本がないと途端に不安になるくらい活字中毒です。まとめサイトをスマホで見ていましたが面白い記事がなく、仕方がないので何度も読んでる夢野久作「少女地獄」を青空文庫で読み始める。
「少女地獄」の最初のお話「何でもない」はすごく好きな作品で繰り返し読んでます。だからストーリーは完全にわかっているので途中で止め、次の活字を探す。
中吊りは結構好き。中吊りで芸能関係のニュースを知ることもしばしば。
「SPA!」を買わなくなって20年くらいになる。「ゴーマニズム宣言」がスタートした頃は熱心な購読者でした。最近は漫画雑誌も週刊誌もまず買いませんねぇ。だって中吊りだけで内容想像ついちゃうから。
今週の「SPA!」の中吊りの大見出しは、
「40代で会社を辞めた人のリアル 転職、独立、リストラetc… 退職者の6割は収入減だが8割は幸福度が上がったと回答!」
というもの。
私が転職したの20代後半だったからちょっと違うけど、収入が前職に追いついたのはつい最近とゆー(^_^;)。いくらバブル期入社といえ、入社5年目の年収と、20年目の年収がほぼ一緒ってなんだかなぁと思うけど、メーカーの収入なんてそんなもん。
ただ確かに幸福度でいったら間違いなく上です。
何をもって幸福というかは微妙なんですが、商社の営業って体育会系のノリなわけです。若いうちはいいんだけど、年をとるときつい。その点メーカーの営業はつらいことは確かにあるんだけど、つらさの質がちがうとゆーか。
それにこれは会社のカラーかも知れないけど、みんなすごく優しいし、頭がいい。お勉強ができる頭の良さではなくて、回転が速いのが近くにいてよくわかります(自分が莫迦だから余計に…)。
休日出勤はあるし、最近はうるさくなったので残業はずいぶん減りましたが、それでもやらなきゃいけないことがある時は時間無制限(会社で貫徹2泊3日なんてこともあったっけ)で仕事をしたこともありました。
それでも有給休暇は取りやすいし、オンオフを大切にする社風は昔から。チームワークよく仕事をする一方で、必要以上に慣れ合ったり個人の領域に入り込まない適度な距離感。こういう仕事の環境は、仕事と趣味と家庭をバランスよくやっていく上でとてもありがたい。
バブル崩壊後の93年に滑り込みセーフで転職できてよかったと思います。辞めたはずの昔の会社に戻って仕事をしている夢をたまに見ることがあって、冷や汗をかきながら「夢でよかった〜」と本気で思います。
定年まであと10年ちょい。悪いことしないで、なんとか勤めあげよっと。