日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

実家雑感


 父親の葬儀以来、久々に実家に4泊5日と長期滞在しました。結論からいえば、もう実家で暮らすことは120%考えられない。もっと徹底的に田舎であれば世俗を遠ざけて仙人のように余生を過ごすには良いけど、コンビニも歩ける範囲にあり、車を使えば大型のショッピングセンターも郊外型店舗が密集しているエリアもある。隣の駅にはシネコンもある。ただし、公共の交通機関は少ない本数のコミュニティバスがあるだけで、車が動かせなければ生活をするのは結構大変です。何もかもが中途半端。約40年前に建てられた家は、多少手は入れてるとはいえ、あちこちガタが来ていて単板ガラスのサッシは暑さも寒さも防いでいない。複数有る部屋でエアコンがあるのは2部屋だけ。収納は沢山あっても、壊れたもの、もう一生使わないものが押入れの中に有り、本来しまわないといけないものさえ仕舞えない状態。何十年も1mmも動かしていないものだらけ。
 

 おふくろは一緒に暮らしていた30年前から変わらず、否それ以上に頑固になっていて御しがたい事この上ない。生れてからいままで地元でしか生活したことがなく、かといって代々続いた旧家でもない為、先祖から引き継いだものもない。聞きかじりの地元の習俗と、あっていようが間違っていようが自分の考えだけで生きてきた。人の意見も聞かず、自分の意見(「それが普通だ」とか「それが常識」だとか言って。そもそも普通とか常識ってっていうのの判断基準が説明できない)を押し付ける。自分以外の他人を莫迦にして、悪いところを論う底意地の悪さ。それでも自分はあくまでも悪くないと言い張る。人の悪口なんか聞きたくない。そんな状態だから会話が成立しない。「これどうしようか?」と聞いてもTVのニュースを見て「こんなに雨が降ってるところがあるんだ〜」って感じで。それでもボケてるわけじゃなさそう。
 散々人に手伝わせておいて、「全部子供たちがやってしまうから何も分からない」といい憶えようとしない。だいたい色々手伝った時は「これはこうしておいて、ここに書いておいたから」といって分かるようにしている。なことを言うから呆れて「じゃ、自分でしまっといて」といって自分でやると今度は「あれどこにしまったの?」と聞くと憶えていない。もう始末に負えません。


 あきれた姉貴は昨日旦那さんと共に帰り、今日の送り盆の為私だけが残りましたが、結局憎まれ口と独りよがりの小言が絶えず、とてもではありませんがこれ以上ここにいたら気がおかしくなりそうで、お寺さんでの施餓鬼法要まで立ち会い実家を後にしました。
 

 親は勿論大切ではありますが、その為に沢山の我慢を強いる関係は決して良いものではありません。それはお互い様ですが親子関係であってもお互いの歩み寄りがあって初めて成立するものだと思います。どちらかがどちらかに全面的に寄りかかったり、お世話をしたり、それを恩着せがましく言い募ったりするのでは決して良い関係にはなりません。と、いまさら言っても性格は変わりません。そういう特に母親の性格が嫌だったのも無理やり親元を離れた理由だったりします。


 新盆も終わり、これからはまず実家に有る自分のものをすべて引き揚げ処分すること、その次に実家の片付け。これをテーマに帰省していこうと思います。