黄文雄著・徳間文庫
99年初刊・2005年文庫初版ということで、今から15年以上前に書かれた本ですが、中韓に対する印象が更に鮮明になった感じです。
05年の文庫化というと韓流ブームの真っただ中。中韓の印象も決して悪い時じゃなかったけど、こういう警告を出す人がいたんですね。今となっては、ここに書かれている内容は白日のもとにさらされて、殆どの日本人の知るところとなりました。
国家や民族というくくりで好悪を語る事はあまり良くないと思います。個人々々ではいい人もいると思いますが、特にその国の教育によって人は育ちますから、刷り込まれた意識というのはなかなか変えられないというのも一方で事実だったりします。更にその国の風土に根差した考え方などは変えようがない。それを受け入れず無理やり自尊心を保とうとするから、都合のいい歴史の改竄をしてそれを持って教育したりする。しかも国家的に。もうおかしいとしか言いようがありません。
一方で中国と対立している台湾について"中国とちょっと違う中国"位の認識しかなかったのですが、風土的に考えると日本と同様の島国、海洋国家としての成り立ちで、どちらかというと日本に近い事が判りました。そういうわけで日台というのはシンパシーを感じやすいのかもしれません。
著者の黄文雄さんは、親日反中韓の急先鋒で多くの著作があります。気がついたら読んでみることにしよーっと。
- 作者: 黄文雄
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2005/04/01
- メディア: 文庫
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