日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

「日本沈没」2006年版

 スタンダードエディションを先に買っていたので、そっちばかりみていて、2012年コレクターズエディション買ったものの今まで封も切ってませんでした。まぁ買って封も切らずにそのままのDVD沢山あるんですが…(^_^;)。

 今日は休みだったので、久々に「日本沈没」2006年版本編を観、コレクターズエディションの特典映像を観ました。
 特典は、以下の通り。

 特典ディスク1:内容
●メイキング・オブ・日本沈没
●TVスポット、予告篇集
●舞台挨拶映像集
●未公開シーン集(24シーン)ここに「もう1つのエンディング」が。
●フォトアルバム(静止画)
特典ディスク2:内容
VFXメイキング
●ニュース&モニター映像集
●Digital Intermediate(D.I.)の解説(ビフォーアフター)
地震に関する科学考証
●メカニックファイル(解説付き)
●1973年度版「日本沈没」オマージュ映像比較
●映画公開直前対談 小松左京VS樋口真嗣


ネタバレになりますが、「もう1つのエンディング」一番期待したんですが、多少シーンが追加されただけで本編とさほど変わっていなかった…。もしかしたら作戦失敗で日本沈没するとか、小野寺生還とか期待したんだけど、それはありませんでした。
新たな発見としては、小松左京VS樋口真嗣の対談。なんと、草磲くんは小松左京の希望だった。それと、福田麻由子ちゃんのお母さんが亡くなるシーンで出てくる医者と看護婦の名札には「復活の日」の主人公吉住(映画では草刈正雄)とその彼女、浅見(映画では多岐川裕美)の名前の名札をつけてたり、田所博士の飼い猫の名前がゴエモン小松左京「明日泥棒」の主人公)だったり、樋口監督が小松左京オタだったw
 小松左京もこの映画に合わせて(というか、便乗してw)作られた筒井康隆原作の「日本以外全部沈没」で渡老人のパロディ”不渡老人”役のオファーがあったとかw

 この日本沈没。公開から9年経ってるんで、ネタばれしちゃいますけど、日本沈没しないんです。勿論壊滅的な被害は受けるけど寸前で全島沈没を回避するという結末。
 舞台挨拶で樋口監督が、「73年版は逃げる映画でした。今回の映画は立ち向かう映画です」と。ある面確かにそうなんですけど、73年版も必死に戦っていた人がいました。しかし、自然の力の前ではなすすべがなかったので、うーん違うんじゃない?、と思ってしまいました。
 確かに絵として悪くない、むしろ、73年版よりもすごいと思う場面も多々ある。でも悲壮感が軽減されている感じがどうもなじめない。73年版は、国が一丸となって国家存亡の危機に立ち向かっていながらも、災害で亡くなる痛みのようなものも同時に感じる事ができた。それと、日本の黒幕、渡老人や丹波鉄郎ふんする山本首相をはじめとした、心から日本を愛する人を感じる事ができた。それが06年版はどうも希薄なのが気になります。やはり73年版お勧めです。あとTV版は尺が長い関係もあって丁寧に沈没までの混乱が描かれていて、こちらもお勧めです。


 

TV版もDVDBOXでてます↓

そして決定版の73年版↓

【東宝特撮Blu-rayセレクション】 日本沈没

【東宝特撮Blu-rayセレクション】 日本沈没