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(201612.14追記)
検索でこのページにたどり着いた方へ。
ここには筆記試験の回答例文はありません。私、社会人で弓道をやっていましてどんな思いでやっているかとか練習の様子とかを描いていますので、もしよろしければ、右側の柱のカテゴリ「弓道」をクリックすると弓道の事が何かしら書いてあります。まぁ毒にも薬にもならない事ばかりですので、筆記試験の参考にもなりませんが…(^_^;)
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来週1年振りに昇段審査を受けます。
弓道の昇段審査は、2本の矢を射る実技と筆記試験があります。これまでは、各県連が独自問題で行っていましたが、今年から全日本弓道連盟より10問(射法について5問、理念概念心構えについて5問)事前に発表され、そのうち各1問、計2が出題されることになっています。以前に比べれば、10問をしっかり勉強すればよいので、楽といえば楽ですが、それでも改めて覚えるとなると一応ちゃんと勉強しないと答えられません。
そんなわけで1日勉強していたわけですが、射技、射法理論については、弓道教本を読んでいれば何となく正解は見えてくるのですが、理念や心構えというのはどこにも回答はなく、自分の考えを記さねばなりません。
問題は次の5つ。
「あなたが日々の修練で心がけていることを述べなさい」
「弓道修練を実生活にどのように応用しているかを述べなさい」
「「審査を受ける心構え」いついて述べなさい」
「日常の修練で苦労していることを述べなさい」
「日常修練で仲間の安全の為にどんなことを心がけていますか」
日々なんとなく考えている事であっても、改めて聞かれると「私は何のために弓道やってんだろ」と思ってしまいます。
正直、他の武道のように実利があるとは思えません。間違っても護身にはなんの役にも立ちません。
弓道の成り立ちから考えても、原初は、食料を得る為鳥や獣をアウトレンジから狩る為のもので、その後戦国時代までは、同じく中遠距離から敵を攻撃する為、もしくは白兵戦の仲間を援護する為の武器だったと思いますが、より正確で殺傷率が高い鉄砲が輸入されるようになって、弓の武器としての使命は終わっています。その後江戸時代には、武士の嗜み、精神修養の道具となっていきました。
と考えると、弓道というのは精神を鍛える為の武道ということになります。
西洋の短弓と異なり、日本は2.2mと極端に長く、しかも2/3位の位置を握り、全身が弓と弦の間に入る位大きく引きます。アーチェリーは口元までしか引かないのをみるとその射法はやはり異質です。しかし、美しい。
綺麗な円弧を静かに描き、気息みだれず、離した姿も凛とした佇まい。的中は結果であり、如何に綺麗な射ができるかが目指すところ。正射必中(正しい射は必ず中る)が弓道の求めるところなんでしょう。
問題は、正しい射は必ず中るけど、正しくない射でも中ってしまうということ。的中を求めるばかりに、射形が乱れ射品のない人は確かにいます。試合では的中数を求められますから、特に学生弓道はそういう側面が強いと思いますが、じゃそれは本当に駄目なのかというと…。自分の中で答えが見つかっていません。ただこの歳になると品のある射はつねに心がけていきたいなと。
かように心構え的な事って、改めて聞かれると困ってしまいます。まずは自分なりの今の考えを記すしかないんですけど、それが正しいかどうかは正直判らないのです。。