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「キングコング対ゴジラ」

キングコング対ゴジラ 東宝DVD名作セレクション
1962年・本多猪四郎監督/円谷英二特技監督
 「キングコング対ゴジラ」は、「ゴジラ」('54)「ゴジラの逆襲」('55)に続くゴジラ映画3作目ですけど、「ゴジラの逆襲」から7年。しかもゴジラ映画初のカラー、シネマスコープ東宝スコープ)での作品。観客動員数は1200万人を越え、実写邦画では第4位(1位「東京オリンピック」2位「明治天皇と日露大戦争」3位「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」)という作品。
そんな歴史に残る作品ですけど、これまで一部フィルムが欠損していて、その欠損した部分を発見、更に4Kリマスター完全版が製作されました。日本映画専門チャンネルで、2Kダウンコンバート放送に合わせて映画館で上映されるそう。
日本映画専門チャンネル契約者しか記念上映に参加できないってことで、悔しいので手持ちのDVDにて再見。


 ゴジラものにしては珍しいコメディ映画。提供している番組の視聴率が悪いということでご立腹の宣伝部長が、TV局に圧力をかけて南洋の孤島ファロ島に住むキングコングを探しに行かせる。色々あってキングコングを日本に向けて運び出すTVスタッフの高島忠夫藤木悠。一方で、「ゴジラの逆襲」で氷山に閉じ込めたゴジラベーリング海で氷山のなかから目覚める。
 強い者同士惹かれ合うのか、両者の1回戦。放射能炎という飛び道具を持ってるゴジラになすすべなく敗退するキングコング。その後キングコングは東京に現れて国会議事堂に昇る。猿だから高いところがあるとつい昇ってしまう。莫迦だ。
 で調子に乗って昇ってたところ、麻酔をかがされまた爆睡。ゴジラが進撃している富士山麓まで空路輸送されます。高圧電流による撃退作戦をしていた自衛隊ゴジラは追い払えましたが、コングは元々電気に強い体質で、更に高圧電流を浴びたことで帯電体質に。新たな力を得たコングは最終決戦に臨みます。これが結構すごくて、ゴジラのしっぽをもってふりまわすわ、一本背負いをするわ、ここまで大暴れの怪獣プロレスはこの映画だけかも。スーツアクターさんすげえ。
 最後はプロレス。しかも日本のキングオブモンスターゴジラアメリカのキングオブモンスターキングコングですから、安易に決着はつけられません。熱海城を壊しながら駿河湾リングアウト


 小難しいことを似非科学でこねくり回す怪獣映画は勿論好きですが、なーんにも考えずでっかい獣が暴れまわるのも楽しい。怪獣映画の醍醐味です。
 4Kリマスター版観たいなぁ。これ東宝リバイバル上映してもそこそこ観客呼べると思いますがいかがでしょう、東宝さま。
 浜美枝若林映子も美しい。ファロ島の土人(差別語)の女性根岸明美も肉感的でステキ!


 頭を使わず観れる&97分という上映時間もちょうどよいです。

 (予告編)