日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

「書店ガール3 託された一冊」

書店ガール 3 (PHP文芸文庫)
 碧野圭著・PHP文芸文庫

書店ガール3冊目。
理子は吉祥寺店の店長兼東日本統括マネージャーに。亜紀は子育てと新しく経済書担当コーナーで奮闘中。
理子は担当となった仙台の系列店に行き、東日本大震災から2年を経過していまだ傷の癒えない現地の状況を見て、3年目を迎えるにあたって震災関連フェアを企画する。亜紀は、子育てと仕事との両立で悩む。
1巻ではいろいろと対立をしていた2人ですが、長い付き合いの中で信頼し合う関係に。理子は独身女性、亜紀は結婚し子どもがいる女性ということで、それぞれ仕事に対するスタンスは変わってくる。仕事を題材とした小説はたくさんありますが、子育てと仕事の両立が描かれた作品はさほど多くないと思う。そういう意味でもこのお話は結構貴重じゃないかな。

 
 震災については、今は5年が過ぎてしまいましたが、かつての被災地支援的な動きはめっきり減りました。私ももうボランティアに行ってません。でも被災地の現状は元の生活に戻るにはまだまだ時間が掛かると思うし、そもそも元の生活に戻るなんてできないに違いありません。だから、理子たちのように被災地に寄り添う姿勢だけは常に保持していないといけないなと思います。


 書店ガールの2人も現場から離れてしまい、次巻からは主人公が変わるらしい。気になりますが、最近また新刊ラッシュで読まないといけない本が溜まってきたので、書店ガールの残りはあとで読みます。

書店ガール 3 (PHP文芸文庫)

書店ガール 3 (PHP文芸文庫)