ジブリ総選挙「千と千尋」1位
「ジブリ総選挙」1位は『千と千尋の神隠し』 再上映が決定
スタジオジブリの長編劇場用映画全21作品の中から、最も投票数の多かった一作品を劇場で上映する「スタジオジブリ総選挙」の最終結果が6日、発表され、宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』(2001年)が首位に輝いた。根強いファンを持つ人気作品たちを抑えて、『第75回アカデミー賞』で長編アニメ賞を受賞し、今もなお日本国内の映画興行収入歴代1位308億円という記録を保持する同作が最も得票数を集めた。(オリコン・2016/9/6(火) 8:36掲載)
ジブリは佳作揃いなので、どれが1位になってもおかしくはないです。ただ再上映をする、ということであれば、旧い作品の方が映画館の大きなスクリーンで観たことがない人もいるから、よいと思うんだけどな。あと、あまり人気のない高畑作品も例えば「ホーホケキョとなりの山田くん」とかはちゃんと観るとジーンとくる良い作品だったりするので、そういうのもよい。
とはいえ、人気投票となると、万人が好きな映画ということになり、とすると、日本国内の映画興行収入歴代1位の作品が選ばれるというのも納得。私も「千と千尋」好きだし。トトロが5位以内に入らないというのもちょっと驚きでした。ストーリー的には支持されていないってことなのかな。
「午前10時の映画祭」って、ニュープリントしたりデジタルリマスターした旧作を2週間くらいイベント上映している会も続いていますので、ジブリ作品もそういう風に上映しても十分お客さん入ると思う。
今シネコンがそこかしこにある一方、古い映画をかける2番館、3番館、名画座が完全に姿を消しています。ソフト化されていない作品は、映画館で観るしかない。古い映画でもよい作品はいっぱいあってそれに触れる機会がないのは、やっぱよろしくないと思うんです。であれば、シネコンをつくったら1スクリーンは、旧作を掛けるというのを映画界の決まり事にするとよいと思います。その1スクリーンは、館主が観てほしいものを掛ける。是非やって欲しいものです。