日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「聲の形」

聲の形 コミック 全7巻完結セット (週刊少年マガジンKC)
 映画を観たので改めて。といっても今まで1,2巻までしか読んでおらず、それ以降は初読みでした。
 ある日、毎日退屈を埋めるために過ごしている将也のクラスに聴覚障害者の西宮硝子が転校してくる。最初は優しく接していたクラスメートたちも、だんだん硝子を邪魔者扱いするように。いじめがエスカレートして硝子のつけている補聴器を外して投げてしまったり、わざと水を浴びせて壊してしまったりする。母親が学校にいじめを受けている旨を話し、クラスで校長先生が説明、その金額は170万にもなっていた。将也はいじめの首謀者として祭り上げられる。確かに将也は硝子に対していじめを行なっていたけど、クラスの中には同じように酷いことをしていた人もいた。それなのにその罪をすべて将也にかぶせた。その後、硝子は転校していくが、次にいじめのターゲットになったのは将也だった。


 全7巻あるのでそのままの映像化では2時間ちょっとでは納まらない為、映画ではかなりのエピソードを端折っています。特に、みんなで映画を作るエピソードについてはごっそりと省かれています。
 とはいえ、映画はそれを感じさせないくらいにうまくつないでいますので、映画を先に観てから原作を読む方が映画を見て感動できると思います。逆に原作を先に読んでしまうと、無くなったエビソードが気になり、映画に集中できないかも。

 漫画で泣いたのは久しぶり。
 映画でもクライマックスだった、将也と硝子が事故後初めて会うシーン、やっぱりよかった。障害者だけが一方的に助けられるんじゃなくて、健常者であっても助けてもらうことがある。障害の有無ではなくて、存在そのものが必要だってことは確かにある。

 マンガでは映画の後日談もあるので、映画を見て感動した人は是非原作を読んでほしいです。ダラダラと続く漫画が多い中、全7巻完結は潔いしお求めやすいw