日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌」

ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌 (電撃文庫)
峰守ひろかず著・ 電撃文庫
 先日無事完結した「ビブリア古書堂の事件手帖」。あとがきでも書かれていた通り、今後映画化、アニメ化、スピンオフが出るとのことでしたが、これはその第1弾スピンオフ。
舞台はビブリア古書堂のある北鎌倉の高校。そこには校内の図書室とは別に敷地内に生徒が殆ど訪れない古い図書館があって、そこを部室とする"図書部"の部員卯城野こぐちさんは本を読むと集中して周りが見えなくなるたった一人の部員。ある日、ラノベ好きで自分でも創作したり、朗読配信をしたりしている前河響平がこぐちさんと知り合う。旧図書館は部室を持たない校内のサークルから狙われており、また建物としても古い為、解体の話も出ている。こぐちさんと響平くんは、生徒会に存続を掛け合うと生徒会長から書評を言い合い優劣を決める「ビブリアファイト」の提案をされそれを受けることになる。
 
 基本ラノベなので、本家「ビブリア古書堂―」よりも軽い。扱う本も「ホームズ」「若草物語」「はてしない物語」最後は「とある魔術の禁書目録」と児童書ラノベの類。それでも"如何に内容をおっも白く、興味深く伝えるか"がテーマでもあるので、興味のない本でも確かに読んでみようかな、と思わせる。そういう意味では、過去の名作をこのような形で取り上げる「本の為の本」というのはよいかもしれない。

 しかし、高校生が主人公の本、しかもかわいらしい挿絵のある本は電車の中で読むのはちょっと恥ずかしい…(^_^;)。