2015年・樋口真嗣監督・東宝
人気漫画「進撃の巨人」実写映画の前編。
酷評だったので見なかったのですが、GEOレンタルが安かったので前後編借りました。とりあえず前編を観ました。
アニメ版2期が始まっていますが、1期は大体観ていたので基礎知識はありますが、逆にこの映画は基礎知識なしで観た方が良いようです。「進撃の巨人」は、単に異世界の巨人との対決戦記ものではなくて、主人公や登場人物のビルドィングスロマンだったりします。仲間との関係や戦いへの疑問、守る事の大切さなど、そういう面がしっかりと描かれているから漫画原作があれだけのヒットとなっている。ところが映画版はそういった葛藤を完全に失くしてしまっている。
でも絵的にはすごく頑張っている。立体機動もかっこよかった。巨人による人間の捕食もなかなか気持ち悪い。90分ではストーリーを追いかけるだけでも無理があるし、そもそも原作者からはストーリーを変えてほしいとまで言われているので、原作とは別物という見方が正しい。
しかしながら「進撃の巨人」の名前を冠している以上、集客は原作ファンをメインに考えているだろうし、そんな中原作の表面だけをさらりと流されても酷評は当たり前。ここらへんが原作付実写の難しいところ。
ミカサの水原希子は見た目の雰囲気合ってたなぁ。唯一の評価点。
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2016/02/17
- メディア: DVD
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