今更ですけど、「銀河鉄道999」の漫画版の最終ページで、鉄郎が乗る銀河鉄道のバックマークが「999」ではなく「1000」になっています。手元にある人見てみてください。
惑星大アンドロメダに到着すると、鉄郎を助けるために砕け散ったガラスのクレアのお母さん、メノウが迎えに出てきて、鉄郎は機械でできたネジになることを告げる。
ネジになることを告げられるのは映画版999と同じですね。ただ映画版の鉄郎のシリアルナンバーは「8998989」漫画版は「1987999」(厳密には型式)。一時はネジの身体を拒否する鉄郎だけど、もし拒否すればメーテルは極刑に処せられることを聞き、ネジの身体になることを受け入れる。惑星の中心にある命の火を集めた「るつぼ」のネジとなった鉄郎。取り付ける前にメーテルはそっとネジに口づけをする。9億9千9百99万本のうちの1本となりもうどれかわからなくなる。
メーテルは、惑星の中心にプロメーシュームと謁見、父であるドクターバンのペンダントを放り投げ、母に鉄郎とともに新しい旅に出ることを告げる。鉄郎はネジにされていなかった。もろい鋳物のネジとすり替えており、しかも口づけをすることでそれを判別できる様にしていた。メーテルはウィークポイントを作り、そこを"戦士の銃"で撃つ鉄郎。惑星大アンドロメダは、プロメシュームとともに滅んだ。
鉄郎とメーテルは惑星大アンドロメダのホームで別れる。そして最終ページ。
「向かいの座席にはメーテルの残り香だけが残っていた
それがだんだん薄らいでゆくのが 鉄郎は寂しい…
ゆらめく少年の日の陽炎の中に影を残して…
行ってしまったメーテルを鉄郎は忘れない
あの旅立ちの汽笛がまだ 鉄郎の耳の中で鳴り続けている
歯を食いしばれよと尾をひいて どこまでもレールの上をついて来る…
鉄郎は信じている
選んで出た自分の旅がいつかきっと すばらしい終着駅に着くことを…
そうだ 鉄郎は決して後悔はしない……
旅はまだ続くのだ」
鉄郎の姿と宇宙を進む列車。右上に書かれているのは恐らく鉄郎の乗っている列車なので999だと思うところ。スキャンなのでつぶれていますがバックマークにははっきりと「1000」と書かれており、999号ではありません。
これに突っ込みを入れた人っていないんですけど、これは何を表しているんでしょう…。