日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

999の最終回


 今更ですけど、「銀河鉄道999」の漫画版の最終ページで、鉄郎が乗る銀河鉄道のバックマークが「999」ではなく「1000」になっています。手元にある人見てみてください。
 

惑星大アンドロメダに到着すると、鉄郎を助けるために砕け散ったガラスのクレアのお母さん、メノウが迎えに出てきて、鉄郎は機械でできたネジになることを告げる。
 ネジになることを告げられるのは映画版999と同じですね。ただ映画版の鉄郎のシリアルナンバーは「8998989」漫画版は「1987999」(厳密には型式)。一時はネジの身体を拒否する鉄郎だけど、もし拒否すればメーテルは極刑に処せられることを聞き、ネジの身体になることを受け入れる。惑星の中心にある命の火を集めた「るつぼ」のネジとなった鉄郎。取り付ける前にメーテルはそっとネジに口づけをする。9億9千9百99万本のうちの1本となりもうどれかわからなくなる。
 メーテルは、惑星の中心にプロメーシュームと謁見、父であるドクターバンのペンダントを放り投げ、母に鉄郎とともに新しい旅に出ることを告げる。鉄郎はネジにされていなかった。もろい鋳物のネジとすり替えており、しかも口づけをすることでそれを判別できる様にしていた。メーテルはウィークポイントを作り、そこを"戦士の銃"で撃つ鉄郎。惑星大アンドロメダは、プロメシュームとともに滅んだ。
 鉄郎とメーテルは惑星大アンドロメダのホームで別れる。そして最終ページ。

 「向かいの座席にはメーテルの残り香だけが残っていた
  それがだんだん薄らいでゆくのが 鉄郎は寂しい…
  ゆらめく少年の日の陽炎の中に影を残して…
  行ってしまったメーテルを鉄郎は忘れない
  あの旅立ちの汽笛がまだ 鉄郎の耳の中で鳴り続けている
  歯を食いしばれよと尾をひいて どこまでもレールの上をついて来る…
  鉄郎は信じている
  選んで出た自分の旅がいつかきっと すばらしい終着駅に着くことを…
  そうだ 鉄郎は決して後悔はしない……
  旅はまだ続くのだ」

鉄郎の姿と宇宙を進む列車。右上に書かれているのは恐らく鉄郎の乗っている列車なので999だと思うところ。スキャンなのでつぶれていますがバックマークにははっきりと「1000」と書かれており、999号ではありません。
 これに突っ込みを入れた人っていないんですけど、これは何を表しているんでしょう…。