日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

実家


 2週ぶりに実家に。片付けは続く。前回は初盆の諸々で清掃センターに行けず、たまった処分品を今日50kg捨てました。

 親がいた頃は、こんなに頻繁に実家に帰らなかった。これくらいのペースで帰ってあげていたら喜んだかもしれないけど、実家に帰るたびに嫌な思いをして、気持ちよく帰省する気になれなかった。私と姉貴と父親と、4人で生活していた頃に比べて、姉も私も家を出て、父親が亡くなり、母親一人で広い家に住んでいて、恐らく寂しい気持ちもあったんでしょう。姉貴と2人でいても持て余してしまう広さと、4人家族でも多すぎる食器たち。
 物に不自由だった時代を過ごしているので、簡単に物を捨てることができない。しまい込んで忘れてしまわれた生活雑貨たち。親に「あれない?」と聞くと大体出てくる。結婚式の引き出物の大きな袋3袋にもなった貰い物のタオル。使えるのか使えないのよくわからない電池。殆ど袖を通していない服。もともと洋裁和裁を学んで結婚当初一時それで生計を立てていたらしく服を仕立てた領収書控え。そういえば小さい頃は母親が服を作ってくれてました。そういう思い出詰まった服も、誰も着る人がいなくなっても保管してありましたが、いくら防虫剤を絶やさなくてもどこからか虫が入り、箪笥の中にあっても30年も経てば色は褪せる。

 安い服を買い、着られなくなったら買い替えるという今の時代と、丁寧に作られた服を一生着続ける。勿論後者の方が良いかもしれません。でもそういう時代でもない。流行り廃りのスピードが段違いに速い。タオルを貰っても、昔はタオルとして使い古されたら雑巾にしてボロボロになるまで使う。布そのものが貴重だった時代を経験していれば、もらったタオルがたまるのは当たり前で、安くなったタオルは添え物として気軽に贈られるものになっていたのに、良い悪いは別にして、そういう時代の変化についていけなかった世代なんでしょう。

 片付けはあと少しなので、頻度は2週に1回くらいで年内には片付きそう。もっとも、これだけ時間をかけて掃除をするのも親孝行。とはいえ、親孝行したいと思う時に親はなし。。