日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第四章『天命篇』」

 観そうなお友達はほぼ皆さんみているようなので、あと1週残っていますが今回はがっつりネタバレ有りで感想をば。。

 全26話を7章(回)に分けて公開するのは前作2199と同様。今回の第4章は11話から14話までにあたります。
 ガトランティスのズォーダー大帝に艦隊を任されたデスラー総統の登場で終わった前章。監視役ミルを伴いヤマトの前に現れる。瞬間物質輸送機でミサイルをヤマトに送り攻撃をするデスラー。前作(さらば)でもぞくぞくする場面です。前作ではここでモニターごしに「久しぶりだなヤマトの諸君」とヤマトに宣戦布告をするデスラーですが今回はなし。このセリフは最後に直接古代、真田、斉藤のまえに現れた時に言うことになる。デスラーに追いつめられたヤマトは辛くも追撃をかわす。混乱の中、監視役ミルはお払い箱になり、そこにタラン(弟/TV版7ヤマト2のタランの造形の方)が艦隊を率いてデスラーのもとに。

 今回のリメイク版は、TV版ヤマト2を下敷きにしているとはいえ全て旧作通りというわけではない。2199も地球滅亡まで1年のリミットの中、地球滅亡を救う為イスカンダルにむかい帰ってくる、という骨子だけ一緒で細かいところはずいぶん違っていました。2202は第4章まで観てもさらに旧作から離れている感じ。「さらば―」は確かに感動したし、私的に前作は「さらばー」をもって完結といってもよい。あの感動をめちゃくちゃにしたTV版「ヤマト2」は殆ど観ていませんでした。でも今となっては、登場人物が次々に命を落としていく「さらば―」はやっぱり辛いので、さらなる続編を期待しているわけではないのですが今回の2202ではできれば誰も死なないで欲しい。

 12話では、ガトランティスの女サーベラーと11番惑星で助けられたサーベラーに似た桂木透子の話。桂木は2202の新キャラ。ガトランティスの白いサーベラーに対して黒髪のサーベラーはどうやら同体らしく、白サーベラーとテレパシーで交信出来、それでヤマトの位置を教えていたっぽい。スパイが発覚して艦内で戦闘状態になる。
 どうやらガトランティス有性生殖ではなくクローニングで個体を増やしているらしいことが分かる。地球人やガミラス人よりも純粋に戦闘的なのはそのせいとか。
 13話ではミサイル艦隊を率いるゴーランドが自分の分身を初陣に臨ませる話が中心。今回の2202は、ガトランティス側の描写も多く、クローンである幼生体に対して愛情を寄せるゴーランドとその愛に応える幼生体のノルとの関係が涙を誘う。ガトランティス人はクローンだから愛情が分からないというのが基本ながら、愛情を理解するガトランティス人が少なからずいるというのも今後の展開の伏線か? ついに封印していた波動砲を文字通りヤマト乗組員みんなで心を一つにして撃つシーンはなかなか感動的。
 空間騎兵隊の起動歩兵は賛否ありますが私的にはあり。ヤマトを支える為に艦隊にへばりつくのは「逆襲のシャア」へのオマージュか。そのドタバタの最中に土方が「ヤマト艦長を拝命する」というところも良い。

 14話。ついにテレザート星を開放して、テレサと出逢う。反射衛星砲再登場は熱い!そしてデスラーが眼前に…。

あまり評判の良くない第4章ですけど、結構盛りだくさんで、旧作からの離れ具合もよくかなり納得の章でした。
圧倒的な白色彗星帝国を前に登場人物があれよあれよという間に死んでいき、遂には意味のない特攻(反物質テレサがいれば別に古代がヤマトで特攻する意味はない)をしていく「さらば―」は、最初に観た時は衝撃的でしたがあまりにも悲しい展開でもう観たくありません。
 
 残り3章の展開から目が離せません。更にその後、旧作でいうところの「新たなる旅立ち」「ヤマトよ永遠に」でも主要人物の古代守、スターシャ、サーシャ(澪)が無駄死にをしますので、これもストーリーを生存モードで再構成して欲しいなと思います。
期間限定冒頭10分↓

次回「煉獄篇」は5月公開。既に前売り券は購入済。待ち遠しいです。