日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「99のなみだ・春 」

99のなみだ・春 (リンダパブリッシャーズの本)
リンダパブリッシャーズ編集部編
たくさん出ていて追いかけてる訳ではないのですが、たまに読んでいます。号泣しちゃうというよりもしんみりと、ほろりと来る短編集。
今まで読んだのは、(無印)/雨/花/風/月/雪/光/星/桜の9冊。この倍以上出てるシリーズ。元はニンテンドーDSの読書ソフトで、
「ゲーム開始時に登録するプレーヤーの個人データ(職業、年齢など)、現在の気分などから、プレーヤーが最も感動する「泣ける感動の話」(1話約10分)が提供される。視聴の際には「静かな環境にいること」・「1人になっていること」の条件を守り、リラックスした状態で進めることが重要である。■早稲田大学・河合隆史教授監修の「なみだのソムリエシステム」を導入しており、最初に入力した個人データや現在の気分、ゲームプレイ中の会話や質問などの様々な要素から、今の自分にあった最も感動する話が提供される」(wikiの説明)というもの。

 今回はサブタイトルが"春"だったので春っぽい話かと思ったらほとんど関係ありませんでした(^_^;)。
 12編中10編が片親との確執の話。親のこころ子知らずで親の愛情を知った子ども、逆に子供の想いを知った親といった話。類型的ではあるけどそれだけにどこにでもあるような話で、片親ではないけど身につまされるような気持ちになりました。
 片親ってわけではないけど、うちの子どもたちは親の事をどう思っているんだろう。愛情を持って育てたとは思っているけど、わかってるのかなぁ。
 とはいえ、自分も親にあまり感謝を態度や言葉で表したことないので、親と子の関係というのは基本そういうものなんでしょうかね。
 人間の子どもって、生まれて5年くらいは少なくとも親の庇護下でないと生きていけない。さらに言えば現代では最低でも中学を卒業する15歳までは完全に親の監視下に置かれますし、学費生活費その他は基本的に親に依存しています。無償の愛というとなんか大袈裟ですが、見返りを求めていたら子育てなんてやってられません。
 親には申し訳ないのですが、わたしにとっての親孝行は親に直接フィードバックする親孝行ではなく、次の世代を育てることが親孝行だったのかもしれません。
 親孝行したい時に親はなし。私が言うのもなんですが、親のいる方は親に感謝の気持ちをちゃんと伝えてくださいね。

99のなみだ・春 (リンダパブリッシャーズの本)

99のなみだ・春 (リンダパブリッシャーズの本)