(ネタバレ含みます)
ディズニーによる『スター・ウォーズ』スピンオフ企画第2作。前作「ローグ・ワン」が面白かっただけに、スターウォーズの中で人気を二分するヒーロー、ハン・ソロのスピンオフが面白くないわけはない。
と思ったんですが、「ローグ・ワン」の方が面白かったかなぁ。
時代的には、銀河帝国成立後。『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の10年前らしい。あれ?epi1で、オビワンとの死闘で敗れたダース・モールが出てきたけど…。どうやら、実際には死んでおらず、エピソード2とエピソード3の間の物語を描いた3Dアニメーション『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』でダース・モールは正気を失った状態で見つかり、下半身に古いドローンが取り付けられた姿で復活しているというストーリーがあったらしい。スターウォーズは実写ものしか見ていないので、一応生存が正史なんですね。
たまに掛かる本編の音楽アレンジは「をを!」と思いますが、ストーリーが本編に絡んだものではないのがいまいち乗り切れなかった理由。とはいえ、チューバッカやミレニアム・ファルコン号との出逢い、密輸業者になるまでが描かれ、それはそれで胸熱!なのですが、それよりもepi4直前、ジャバ・ザ・ハットの仕事に失敗してジャバに追われ、その中で、惑星タトゥィーンのモス・アイズリー空港の酒場に来る直前までやれば、「ローグ・ワン」同様に面白かったのにと思う。
ハンソロにしても、ランド・カルリジアンにしてもいまいちオリジナルに似ていないというのもいまいちな理由。100%同じでなくても良いのです。例えば、インディジョーンズシリーズででインディの若い頃を演じたリヴァー・フェニックスやTVシリーズのヤングインディを演じた、ショーン・パトリック・フラナリーもハリソン・フォードに似ていないけどインディになっていました。
と、多少の不満はありつつも、スピンオフとはいえ正史に組み込まれるストーリーですので、スターウォーズファンは必見です。