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「「八つ墓村」は実在する」

「八つ墓村」は実在する

蜂巣 敦著・ミリオン出版
ずっと前に買っていたけど読んでいなかった。この前に「津山30人殺し」を読んだのでその関連で読んでみた。

結論
八つ墓村」は実在しない。


 横溝正史の作ったフィクションなのだから、当たり前です。横溝正史が戦時下に疎開した両親の出身地である岡山県での体験をもとに、昭和13年岡山県で実際に起こった津山事件をモチーフに作った物語で、八つ墓村横溝正史の完全な創作です。
 それでも「八つ墓村」として描く濃密な人間関係を宿した山村の風景は、日本のそこかしこにある。人口減少、過疎化が進み、”あった”といった方がよいかもしれません。
 「津山事件」に興味を持ったとしても、興味本位で現地に行くことは憚られる。ミリオン出版は暴走族御用達の『ティーンズロード』、ゴシップ系の『GON!』『実話ナックルズ』など、インチキ臭い(褒め言葉w)なコンビニ系雑誌を発行していましたが、昨年末関連会社の大洋図書に吸収され今はありません。
 実は『GON!』とか結構好きでした。眉唾ながら誌面を埋めていく作業ってどんな気持ちなんだろう。この本もアプローチとしては『GON!』の記事と大差ありません。扇情的なタイトル、結論はあるようなないような。でも一般の読者が体験し得ない事をルポルタージュ形式で文章にしていく。

 何も得るものはないけど、確かに取材に立ち会ってる感じは味わえました。

 あれですね、幽霊が出るというところに行って「何も出なかったね」という感じに似ています。
 好き好んでそういうところにはいかないけど、行った人の話を聞くのは面白い。

「八つ墓村」は実在する

「八つ墓村」は実在する

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