今日から半年間、県立武道館で弓道参段特別講習会があり参加。事前エントリー制で県内各地から約60名が参加しました。
例えばゴルフでもスキーでもスクールに入るのと独学でやるのでは上達のスピードが全然違います。講習会も同じようなものですが、弓道の場合、まったくの初心者は、道具を持たせても矢を飛ばすことは出来ても28m先の的はおろか、安土にも届かせることはできません。そういう方向けに各道場では入門教室を用意して、大体週1回3ヶ月くらいで矢を飛ばす練習、弓道でいうところの”射法八節”を学びます。
問題はそこからで、ただ射法八節が出来ても、確実に矢を的まで届けることはできず、身体のバランス、右手左手の動き納まりが毎回同じようにならないと的中確実になりません。
さらに、基本の姿勢や動作の決まり事があり、それらが出来て「弓道ってかっこいいよねー」という状態になります。
今回の講習会では、射技も勿論ですが、昇段をする為に必要な、着物の肌脱ぎ、女性は襷がけの仕方を学びます。通常は教本を読んだり上位者に教わったりしますが、しっかりとした先生に教わるこういう機会はやはり貴重です。
射技も一人々々ついていただいて弱点を指摘して頂ける。
今回丸1日で6射だけでしたが、4中し自分でもかなりうまくいったと思ったのですが、
「決して悪くはないけど、今の射では大三から会で引いていて、それ以前の動作をまったく生かしておらず、粗さがあって審査員の票は分かれる。やはり一つ一つの動作の意味を考えて、行射しないといけない」
と指導されました。
中るだけじゃー駄目なんですよねぇ…orz。
冒頭、指導者から全体に、
「弐段から参段へのハードルは高いですが、参段から四段は更に高いです。参段の基準は的中やや正確でよいけど四段は的中確実の域。それで五段以上になると今度は的中は問われない(といっても中るのは当たり前だから…?)参段がセミプロとすれば四段からはプロの領域です。昨年の講習会参加者も今年とほぼ同数の60名いましたが昇段したのは10名前後」と。
狭き門ですが、なんとか今年度昇段できるよう頑張ります~。