元々予定していた歯医者。
もう10年以上前から行っているかかりつけ医です。
M先生はダンディなんですが、たまにカマっぽい喋り方をします。でも怖い。腕は確かなのでいうことをちゃんと聞いていないと怒られます。前歯の差し歯の型取りをして来週完成。
「治したからといって油断できないからね。治療済の歯でも悪くなってくることは当然あるから。ほとんどの歯を治療していて、何とか持たせてる感じ」
…最終的に総入れ歯なるのかなぁ。やだなぁ。
で、夕方雨の中ホームの弓道場に。水曜日の遠的のせいか、肩が痛い。調整しながら30射程度。
「弓手が離れで前に出る癖が治ったね」と弓友から言われました。そういえば最近ちゃんと伸びるようになった。意識してはいたんだけど、なかなか治らず困っていたんですが、これも遠的の効用かもしれません。
遠的って、大きく離さないと矢が飛んでいかない。やっぱ近的ばかりやってると煮詰まります。天気の良い日にフィールドで遠い的を狙う。
弓って、細かい事いっぱい指摘されるし、指摘されてもその通りできないし、「あぁなんて私は駄目なんだろう」と思うことも日常茶飯事。それでもたまにいい射ができると気持ちよいのですが、これがなかなかできない。
そういう時は遠的をやってとにかく矢を飛ばすってのは、気分転換にとても良い。
遠的もお作法はあるのですが、それよりもより的の中心に近いところに中てる競技的側面が強い、と思います。細かいことをごちゃごちゃいわずとにかく高い点数を取った人がえらい。遠くの的に正確に矢を放つことがすべて。
うちの会の人も遠的否定派(近的もまともにできないのに遠的なんて…)という人がいますが、そういう人に限って、遠的を殆どやったことがないか、やっても数回ってひとばかり。いうなれば食わず嫌いです。
弓の本質は遠的にあり、と思います。勿論、射法八節がきちんとできないと遠的競技はできませんが、近的で中らなくても遠的で中る人もいる。同じようで別、別なようで同じ競技です。
遠的は弓道の正式な競技。みんな遠近両方ともやればよいと思います。