一番印象に残っているのは、「クイズ ドレミファドン!」の司会と「ゴールデン洋画劇場」の解説でした。
もちろん、俳優さんとして「キングコング対ゴジラ」をはじめ初期のゴジラ映画、東宝特撮映画でもよくお顔を拝見していました。
晩年は鬱病だけでなく、糖尿病やパーキンソン病など、病魔に苦しめられていたそう。奥様の元宝塚男役のトップスター寿美花代さんの献身的な介護が胸を打ちました。
神戸一高校時代は小松左京と一緒、関西学院大時代は団鬼六と一緒と、私の好きな作家さんと同時代を生きた人。
常に明るくて銀幕映え、TV映えする俳優さんでした。
その、常に”周りを楽しませよう”としたことの歪みが、重度の鬱病を患ってしまったといわれています。
寿美さんとの結婚3年後、待望の長男が誕生したのもつかの間、生後5か月で住み込みの家政婦(当時17歳)に殺されてしまうという悲惨な事も経験。まさに波乱万丈な人生でした。
老衰との事。2人の息子さんたちも紆余曲折はありつつも立派に芸能人、俳優として大成。2人がゴジラ映画に出た時は、高嶋ファミリーファンとしては嬉しかったなぁ。
安心して逝ったと思いたい。でももう一度高島忠夫の元気な姿が見たかった。
楽しい時間をありがとうございました。