そんな情熱はとっくの昔になくなった。それが大人になるという事。
応援はしたいけど、それは一時の気の迷いだよ、とも言ってあげたい。聞く耳を持つわけないし、そこで大人の言うことを聞いてしまった時、青春は終わります。
あと戻りする事を考えない。それでどんな結果が待っていようとも大人になって絶対に後悔してはいけない。
大したことをしていなかった自分の人生だけど、後悔していることは沢山ある。あの時もっとこうしていれば…、あの時積極的に出ていれば…、親がいくら反対しても思い通りにしていれば…。だからと言って今の人生が失敗だったとは思っていません。bestではないけどbestに近いbetter。そんな感じ。
なにが幸せなんて分からない。
辛い時期がしばらく続いても、いい日が続くこともある。なんにもない日ももちろんあるけど、可もなく不可もなくっていうのは決して悪くない事。
やりたいことができれば貧乏でもいい、って人もいるでしょうし、お金を稼ぐこと、社会的な地位を得る事が楽しいって人もいる。私が望んだのは地位も名誉もいらない穏やかな生活。人から羨まれもしない代わりに後ろ指もさされない。好きな音楽を聴いて好きな本を読んで映画を観るくらいの細やかな楽しみ。なかなか思い通りに行かない弓やその他諸々の事も、ちょっとしたチャレンジ出来る事があるのも人生を楽しむことにつながる。
大丈夫、いくつになっても生きていれば何とかなる。別に山の頂上をめざさなくてもいいじゃん。どこまで行くかわからないけど、どこかには行ける。行った先から見える景色は、間違いなく今と違う景色。