日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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参段特別講習会その5

半年月1回全6回の弓道参段特別講習会の5回目。
いやぁ暑かった。絽の着物、襦袢、夏用袴でしたが、汗まみれでの稽古。
先生は勿論、受講生の平均年齢も高く、ともすれば熱中症にもなりかねない為に、午後は道着に着替えOKでしたので多少は楽に。

いつも通り、審査形式で一手(2本)して全体講評。
 昼食を挟んで、矢渡しの第1、第2介添の受け渡しを練習。座るタイミング、揖をするタイミング、手の位置、第1介添の立ち上がり方などなど、細かいところを実技演習しました。
 矢渡しって、通常は「射手と介添の動きが揃っててきれいだなー」とか漫然と見ていて、いざ自分でやるとぜんぜんできません。ちゃんと教えて頂く機会というの実は少なく、自分がやることになって慌てるってことがよくあります。私も何度か射手も含め、第1第2友介添をやらせて頂いた事はありますが、及第点を頂けるようなものは出来たことはありません。さすがにまずいと思い、介添教本も購入しましたが、テキストだけではよくわからない事も多くこうして上位者にちゃんと教えて頂けたのはよい経験でした。

 その後は一人ひとり見て頂く射技講習。2人の先生に一手づつ見て頂きましたが、指摘事項は一緒。てぇことは、やっぱそこがネックという事。2人の先生とも、「会までは問題ない。離す時に力で離している」「『離す』のではなく弓を押し、弦を引き続け『離れる』のを待つ」と。
 オイゲン・ヘルゲルも阿波研造範士に著書「弓と禅」でこのように指導を受けたと話しています。
 「弓を射ることの要点はありふれた竹の笹から学べます。雪の重みで笹は次第に低く押し下げられます。そして、ある瞬間に突然、積もった雪が滑り落ちる。しかし、その時笹は動かないのです。この笹のように一杯に引き絞って、満を持して待ちなさい。射るその瞬間が落ちてくるまで。弓を射ることとは、そのようなことなのです。弦の引き絞りが充実されたあとには、射るその瞬間は自然に落ちねばなりません。積もった雪が竹の笹から落ちるように。弓を射る瞬間は、射手が射放そうと考えぬうちに自ら落ちて来なければなりません。」

 自分が作為的に離すのではなく、離れを待つ。
 
 基本的な事ですが「離れる時は矢筋に離れることが大切」作為的に力を入れて離してはいけない。
 先生からは「離すにしても矢筋に話せば、それまでの部分がちゃんとできているから、確実に的中率は上がる」と嬉しい事も言われました。そうなんだよなぁ。、いつも見て頂いている先生にもおんなじことを言われていますわ…(^_^;)。
 
 たかが弓で矢を飛ばすだけなのに、なんでこんなに難しいんでしょう。もっとも、難しいから面白い、という気持ちも一方であるのも事実です。

 明日は、鮎まつりの射会射会も楽しみですが、鮎の塩焼きも楽しみ(^_^)v。

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