昔よくやった人生ゲーム。勿論良くやっていたのは初代で、その後子供が生まれてからも買ったけど、あんましやってないなぁ。
最後にルーレットで掛けをして白亜の豪邸の立つ”億万長者”か”貧乏農場”に行くのがゴールでした。
今の自分の人生をゲームに例えると、かなりゲームも後半、あがりは目の前。
これまでの人生では、どう考えても一発逆転はありそうもない。ルーレットをやる気もないので、貧乏農場一直線なんですが、大富豪ってそんなに楽しいか?って最近よく思います。
勿論、不労所得がうなるほどあって、欲しいものを躊躇なく手に入れたり、とりあえず金銭的には困らない生活が約束される。羨ましくないといえば嘘になる。
でもね。
お金が沢山あるのって、それこそ天文学的な金額、国家予算規模の金額であれば執着は生まれないと思うんですが、そこそこの金持ち、精々数億、数十億程度だと執着も生まれてくると思うんです。これだけ持ってても都内の一等地、駅至近に冷暖房完備完全屋内の弓道場を作ることはできません。お金目当てで群がる人も出てくるでしょうし、どんどん贅沢すればそこをつく程度。それでは人生を楽しむなんてできません。
貧乏農場で、自分の食べるだけのものを作り、晴耕雨読、好きな仲間と歌ったり音楽を奏でたり、不作の時はみんなで少ない食べ物を分け合ったり、寒い夜は一緒に寝て温めあったり、そういうことができれば、白亜の豪邸で寂しく暮らすよりよっぽど良いのではないか、と思ったりします。