やりたくない事をやっている対価として給料を貰う。
それでも、1日の大半、もっと俯瞰してみれば人生の大半を仕事に費やしているのだから、そこにやりがいを見つけようとしたり、少しでも居心地を良くしたいとおもう気持ちは分かります。ただそれって、単に自分を偽っているだけなんじゃない?って思います。そうやってみんな無理しながら仕事をすることで社会を回している。
自分のやりたい事を職業にできた人は羨ましい。少なくとも、やりたくないけど生活をする為に仕方なくやっている、もしくは、そんな仕事でも小さな生きがいをみつけて仕事をしている人に比べれば、スタートの時点で圧倒的な勝ち組です。
趣味が実益に繋がるほど良い事はありません。
それでもそういう人は「趣味が仕事につながると、他の楽しみがなくなる」とか「すごく好きだったけど仕事となるとちょっとちがう」とか言います。じゃ、もともと全然やりたい事でもなく、しかも求められるベクトルも違う、しかし転職するだけの経験もスキルもない、なんていう人はどうでしょう。恐らくそういうサラリーマンって多いんじゃないかと。
スタートはどうあれ、自分の行為が他人から評価された結果が収入となる。もっといえば「他人が求めるもの」の対価が費用として支払われる。他人が求めるもの=自分がやりたいことであれば理想的ですが、そういうマッチングは殆どないでしょう。
人気のミュージシャンも路線変更すればファンは離れ、意に沿わないストーリー展開をすれば、漫画家は非難の嵐。結果的にやりたくない事でもやらなければ収入は落ちてしまう。
仕事ってなんだろう。さすがに定年秒読みとなって考える事じゃないよな。四半世紀以上も仕事をしていて、いまだにそんな悩みを持ちますわ。
逆に悩まずに仕事ができる人ってすごいです。
じゃどんな仕事をしたかったの?問われると返答に窮してしまうんですが。。