中曽根康弘元首相が逝去。
享年101。なんとも大往生ですね。
総理大臣って激務だと思うのですが、結構長生きの人多い。中曽根さんは帝国海軍を経て国会議員になってる。まさに死線を潜り抜けてきて、”運”も強い人だったと思います。
首相在任は、1982(昭和57)年-1987(昭和62)年の5年間。歴代第7位(戦後5位・昭和時代では3位)の長期政権は、国内外に強い印象を残しました。だいたい、ころころと変わる首相では、信頼なんかおけません。
安倍首相の在任期間が歴代最長ということで話題になっていて、「ただ長いだけじゃん」と揶揄される人もいますが、少なくとも安定した政権は、特に海外首脳とのやり取りでは”正義”であると思います。
日本の首相って、身長低い人が多い中、中曽根さんは180cm近くあり、しかも海軍経験のせいか背筋がピンと伸び、海外首脳と並んでも引けを取らない堂々としたシルエットが印象に残っています。
強引な手法が反感を買い、左は優に及ばず、右からもいろいろ言われてましたが、戦時体験から強い日本を作る、その信念を体現されていた感じがあります。
私的に印象に残る首相の一人であることは間違いありません。
こういう政治家ってもう出てこないんだろうな。
ご冥福をお祈りいたします。