日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

キャリアプラン研修

 一般的には”黄昏研修”なんて言い方をしますが、うちの会社では、50歳を迎えた管理職級の社員に順次この研修プログラムが用意されています。今日その研修がありました。
 55歳になると役職定年、要はそれまで役職ついていた大半の人が一般社員になり、収入が下がります。そのまま60歳の定年退職まで雇用が続き、その後65歳まで1年更改の再雇用制度が適用されます。
 会社としては、収入が下がっても、ちゃんとモチベーションを持続してもらいたい。また、個人的には人生設計、特に収入面での準備をちゃんとするように考える機会を与えてくれる有難い研修です。

 幸いなことにうちの場合は、子供が2人とも社会人になっており、支出面の心配は家のローンくらい。大変だけど。
 問題は、定年後の生活費ですが、ちょっといい生活をしようと考えると、平均余命(男性80、女性86くらい)まで生きているとすると、なんと1.2億くらいは必要だとか。うーーむ。さすがにいくらなんでも1億も退職金出ないわ(^_^;)。
 
 健康とお金とやりがい。
 やりがいは大丈夫です。今すぐ定年退職してもやることいっぱいあるし。問題はお金と健康。
 会社としては、会社でのやりがいや現役世代の邪魔にならないようにって意図があると思いますが、会社人間ではない私に会社でのやりがいを求められても、正直困ります。勿論、現役世代の邪魔になるような事はしないし、それまでの30年以上の経験で生かせるものがあれば生かしていくことに否はないですが。

 古い人間がいつまでも役職に留まって、後進の枷になるのを避ける、というのはわかるのですが、それにしても65歳から年金生活ということを考えると、55歳で一旦区切られ収入が減るというのは、どうも会社都合のような気がして仕方がない。昔は55歳で満期定年退職でしたが、いまや人生100年、65歳くらいはまだ普通にお仕事できます。
 一方で、役員になると、60歳までの雇用が継続されるというのもどうも解せない。役員こそ後進に譲るべきではないかと思う。しかも役員になると、収入減はあるものの下げ幅が抑制されたり、60歳を過ぎても関連会社への出向とか何かと優遇される。会社への貢献度合いが高いから仕方がないけど、どうも不公平感が拭えない。役員目指して滅私奉公しなかったのが悪いといえば悪いんですけどね。

 個人でやってる手に職系の人は定年退職ないから大変といえば大変です。退職金とかないし。でもそれが好きな仕事だったりすれば逆に幸せだよなと思う。サラリーマンなんて結局ヒエラルキーの一部、駒でしかありません。そこにやりがいを見つけられるなんて、なんともおめでたい。

 あぁこういう考えが染みついているから、低収入で老後の心配しなきゃいけない羽目になったんだよなぁ。人生失敗したかなぁ。


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