81歳だったんですね。
1958(昭和33)年、東映ニューフェイス5期生。60年代の映画は殆ど見ておらず、70年代の「仁義なき戦い」以降の東映やくざ映画を観ると大体出てましたので、なんといってもその印象が強い。
美食家を買われて「食いしん坊万歳」のレポーターをやったり、「料理の鉄人」で和の鉄人、道場六三郎と戦ったりしたこともありました。
バラエティにもよく出ていて、映画俳優でデビューから亡くなるまで常に第一線で活躍されていた。これはやっぱりすごい事です。
しかし死は平等に訪れる。
うちの父親も84歳で、母親は79歳で亡くなった。80歳くらいが人間の寿命と考えると、私に残された時間も30年を切ってる。もう晩年と言って良い年齢。
梅宮さんも最後まで俳優としてドラマに出ていました。往年の名俳優、名女優ばかりを集めた倉本聰脚本の連続ドラマ「やすらぎの刻」。10月に亡くなった山谷初男、その前に亡くなった八千草薫、前作の「やすらぎの郷」でも野際陽子が出ていました。カミさん曰く、遺作の為に用意されたドラマ。
死ぬ時に後悔をしたくないとは言うけれど、人の死は常に道半ば。であれば、やりたいと思ったことをやれるうちにやるというのは、生き方として正しいと思う。
どうせ後悔するなら、人に迷惑をかけない範囲で(というところが小心者なんですが(^_^;))、やりたいことをやろうと思います。
享年81。梅宮辰夫逝く。
映画やTVでの楽しい時間をありがとうございました。