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「東天の獅子 天の巻・嘉納流柔術 第三巻」

東天の獅子 第三巻 天の巻・嘉納流柔術 (フタバノベルス)

夢枕 獏著・フタバノベルズ

講道館柔道黎明期を描く、東天の獅子第3巻。遂に警視庁武術大会の幕が上がる。
1試合目 講道館嘉納流 山下義韶 対 起倒流 奥田松五郎
2試合目 講道館嘉納流 宗像逸郎 対 良移心頭流 中村半助
3試合目 講道館嘉納流 横山作太郎 対 楊心流戸塚派 照島太郎
4試合目 講道館嘉納流 保科四郎 対 楊心流戸塚派 好地円太郎
新興の講道館古流柔術の全面対決。
詳細な記録は、関東大震災で焼失してない為この物語はフィクションですが、この大会で講道館が圧勝したというのは事実らしい。
夢枕獏は格闘技小説を書かせたら右に出るものはいない、日本一の格闘技小説家だと思う。格闘技に興味がない私も、「獅子の門」「餓狼伝」を手に汗握って読みました。
映像や漫画などの視覚ではなく格闘技を小説を読んで興奮するという稀有な体験をさせてくれました。

まして「東天の獅子」は史実に基づいた物語。実際に生きていた人を登場人物に行き生きて活写できるのは夢枕獏以外にはいない。
そんな期待通り、警視庁柔術大会はこの小説のクライマックスといっても過言ではない。
そして、試合後死力を尽くして対戦した者たちは、あるものは一緒に酒を飲み、ある者は怪我を見舞い友情を確認しあう。
なんと爽やかな男たちだろう。

物語はさらに続く。
唐手(琉球空手)使いが講道館の猛者たちを襲い始める。目的は何か?

やばいくらい面白いけど、後1巻で終わり。
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東天の獅子 第三巻 天の巻・嘉納流柔術 (フタバノベルス)

東天の獅子 第三巻 天の巻・嘉納流柔術 (フタバノベルス)