日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

ひきこもりと羅生門

 外出自粛。
 昨日、出社すると昨夜の小池都知事の会見を受けて、来週以降の勤務については、時差出退勤を徹底する為、10時ー16時の時短勤務。場合によっては在宅勤務も可とバタバタと今後の出勤について決められました。
 就業後の少人数であっても懇親会は原則禁止、休日も不要不急の外出禁止と就業時間外も行動制限されています。
 
 会社的には、就業時間以外であっても、感染してしまえば休業等のリスクがあるわけで、こっちとしても、少なくとも”陽性第一号”は避けたいので、命令に従わざるを得ません。

 一応、ホームの弓道場は団体利用のみ可となっているので練習はできるのですが、そんな状況で練習言って万が一ウィルス感染してしまうとまずいし、さらに、高齢者の多い会でいつも満員電車で通勤している私が、実は保菌者で伝染してしまうなんて可能性も0でない為、今日はおとなしく引きこもりしてました。
 
 撮りためていた映画も1本消化(「僕だけがいない街」)、その後偶然NHKでやっていた「羅生門」デジタル完全版を見始めたら止まらず最後まで見てしまった。
 「羅生門」やっぱ傑作です。1950年って戦後5年しかたってない。登場人物もそんなに多くなく、アクションも少ないのですが、「一つの事実があったとしても、関係者によって様々なとらえ方をされる。事実は一つだけど真実はひとつじゃない」ということをここまであからさまに表現している作品はないし、第三者として実際の現場を見ている杣売りにしても、神も仏もないような混乱した世の中で、最後捨てられ身ぐるみはがされた赤ちゃんを育てる宣言する姿は、悪鬼のようになった人の心にもやっぱり良心があることを想起させます。
 70年も前の映画だし、デジタル修復されているとはいえ、音声はまだ聞きにくい(私は字幕オンで見ました)。私も最初に観た時はなんか暗い映画だなとしか思わなかったんで、やっぱり観客を選ぶ映画です。でも日本映画の名作であることに変わりはなく、食わず嫌いせずにぜひ観てほしい作品ですね。

 さて明日も引きこもり。何やろうかな。

 
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