日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

志村けんさんの死を悼む

 朝、突然の訃報に触れ、驚きを隠せませんでした。
 新型コロナウィルスで入院中だった志村けんさんが亡くなったと。
 症状が出て入院をしたという報道があってからあっという間でした。

 つい最近までTVに出ていて、新型コロナウィルス陽性といっても、しばらくしたら退院されてまたいつも通り笑わせてくれるものだと信じていました。よもやなくなるとは全く想像もしていませんでした。
 
 ザ・ドリフターズの付き人から始まり、荒井注の突然の脱退の代わりにドリフターズ”見習い”として、「8時だヨ!全員集合」に出ていた頃ちょうど全員集合を見ていて、若いけどなんか空回りしているよな、と幼心に思っていました。あの頃はカトちゃん全盛期。酔っ払いのおまわりさん、「タブー」をバックにストリップの真似をする「ちょっとだけよ、あんたも好きねぇ」とか、禿げズラのおじさんとか、本当に面白くて、私の中で全員集合を見ていた時期。
 その後、「東村山音頭」(76)とか「ひげダンス」(79)、「♪カラスの勝手でしょ〜」(80)で大ブレイク。このころは年齢的にお笑いから離れていた時期で、ぎりぎり「東村山音頭」を面白く見ていたくらい。

 全員集合が終わり、フジテレビで志村けんを中心としたコント番組「バカ殿様」とかは、なんとなく見ていた程度。なので、自分の人生を変えた、とか、影響を受けたというほどではありません。でもTVをつけるといて、つい見てしまう。そんな感じ。そんな志村さんが話題の新型コロナウィルスでなくなるとはなんとも皮肉。

 お笑いに対する真摯な姿勢は、いかりや長介に師事したことが大きな影響だと思います。
 綿密に組み立てられたコント。楽屋落ち、後輩芸人のいじりは一切なく、ゲストの面白い面を最大限に引き出す。

 初期のバカ殿しか見ていませんでしたが、志村けんのバカ殿を引き継ぐのは田代まさししかいないと思っていました。志村もマーシーもそう思っていたに違いありません。でもマーシーはその重圧に耐えきれずクスリに逃げてしまった。本当に残念です。

 ドリフに入り、しばらくして大ブレイクして、それでも慢心することなく。


 先日テレビで、かつて結婚しようと思っていた人がいて、親に挨拶まで行ったのに分かれてしまったという話をしていました。その時彼女に対して、
 「幸せになってくれたらいいなぁ」と言っていたのがすごく印象的でした。
 別れた相手にそう言えるのってすごくいい。

 芸能界って大変なところで、ちやほやされたかと思えば、ちょっとしたことがきっかけで干されたりする。
 10年くらいならトップでいられる。20年続けばすごい人。芸能界に入り50年以上、ブレイクしてから40年以上も第一線におり、しかも70を超えて冠番組まで持っている。
 主戦場のコントだけでなく、俳優としても巨匠やベテラン俳優からオファーがもらえる。
 これって、単に客寄せだけでない本当の実力と人柄の良さにあると思います。

 それにしても新型コロナウィルスで有名人がなくなり、さすがに行動を改めるという人が出てきたようです。
 もっと笑わせてくれるはずだった志村けんさんの死を無駄にしてはいけない。

 若い人は「自分は大丈夫」といいますが、もしかしたら自覚なくウィルスをばらまいているかもしれないという自覚をもって、自粛要請に向き合いましょう。
 桜は来年も見れる。でも、自分の周りの人の来年の桜を奪うかもしれない。そんな意識を持ちましょう。


 享年70。私の人生にも笑顔を提供してくれたことは間違いありません。
 ご冥福をお祈りいたします。

 
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