地球を卵に例えると、その殻の上で私たちは生活をしている。強固な大地のように思えるけど、宇宙的規模で衝撃が加われば、卵のように割れてしまう。その程度の脆さであることを私たちはあんまし自覚していない。
しかもその殻は卵の用意1枚に綱ったものではなく、幾筋もの割れ目があって、1年で数cmずつ動いていたりする。
何とも不安定なものの上で生活している。
近年多い異常気象で、簡単に家の屋根は飛び、土砂崩れで家が流されたり、埋まるなんてこともあったり、床上浸水も毎年のようにある。
私たちの生活というのは、なんともろい基盤の上に成り立っているのかということを、最近ひしひしと感じる。
自然災害であれば、嵐が過ぎ去ればまた日常に戻るための再建にとりかかれるし、被災していない地域からの支援も受けられる。しかしウィルスは全世界規模。全員が被災者予備軍。
これまでも、MARS、SARS、エボラ出血熱、鳥インフル、新型インフルエンザ、いくつかのウィルス騒ぎがありましたが、主に海外での流行で終わり、日本に大きな被害を生むことはありませんでした。
1月頃のダイヤモンドプリンセス号でのウィルス流行の時も、あの頃は完全に他人事。まさか数か月後にこんな状況になるなんて、少なくとも私は想像しませんでした。
7都府県の緊急事態宣言では収まらずついに全都道府県に宣言が出された。これでゴールデンウィークの移動はかなり制限されることになった。
でもこれで終わっるとは到底思えない。
制限付き1世帯30万円の支給から一人当たり10万円の支給に切り替わりそうだ。一律給付は最初から言われていた事。
それでもいまだワクチンも開発されておらず、感染者数は増える一方。5/6に終息宣言が出せるわけない。
緊急事態宣言を解除すると、外出ができなかった人はこぞって外に出る。また満員電車での通勤が始まり、夜の街に人は繰り出す。隠れ保菌者が巷に溢れ、また感染者が増加する。
とにかくワクチン早く開発してほしいぞ。
つーか、ほぼ一歩も外に出ない生活は、いかに引きこもりな私でもさすがに疲れました。
自宅待機ならよいのですが、あくまで在宅ワーク。出勤しているとき以上に仕事に集中できてしまう。
出勤するのも嫌でしたが、在宅勤務がここまできついとは…。