大晦日の大掃除。
片付けしていると湿気よけに引いておいた古新聞を読み始めてしまう…。
昔の漫画や文庫本が発掘されてて読みはじめてしまう…。
大切な試験のまえに遊んでしまう。
こういった集中力のなさが今の私を形作っているんだろーなぁ。
「おりゃーやるときはやるのさ!」
うそです。
やるときにやりません。
だらだらするの大好きです。
ダメ人間な私(ためいき)。
―☆―
何があったか、不明。相変わらずダメ人間です。(2006/8/16)
―☆―「最近読んだ本」3冊目
『評伝 黒澤明』 堀川 弘通
黒澤映画の助監督を務めた著者の黒澤評。黒澤評論は数多く出ているが、黒澤明を持ち上げるか、影の部分に焦点を当てるかのどちらかである場合が多い。
この評論は、著者の視点で黒澤のよいところも相容れないところもそ‘そのまま‘描かれている。
たとえば、『七人の侍』など初期作品のプロデューサー「本木荘二郎」との一件や、「トラトラトラ」降板事件とそれにつづく自殺未遂。後期の『夢』『8月の狂詩曲』『まあだだよ』のプライベートシネマの話など、黒澤に近いからこその内容はなかなか興味深い。
初期の黒澤映画は、声が聞き取りにくい。それは斬新な映像、カメラワークに神経が行くばかりに疎かになっている部分だ。
この欠点を補って余りあるオモシロさがあるのが黒澤映画だ。
酷評されがちな後期作品のなかでも『夢』は好きな作品です。
黒澤はやはり天才です。
2003・ちくま文庫