神は言われた。
「生き物が水の中に群がれ。鳥は地の上、天の大空の面を飛べ。」
神はそれらのものを祝福して言われた。
「産めよ、増えよ、海の水に満ちよ。鳥は地の上に増えよ。」
・・・旧約・創世記にある一節。
『海の鳥・空の魚』はここ数年お気に入りの鷺沢萠さんの作品集。
神様は、それぞれがあるべき場所を創り、あるべき生き物を配置した。
でも、何かの手違いで海に鳥が、魚が空に一尾(羽)や2尾(羽)、
ほうり投げられたかもしれない。
でも、そんな鳥や魚でも、一生懸命生きたんだろうな。
勿論在るべき場所を与えられた連中に比べれば何倍も大変だろうけど。
そんな中でも「えへへっ」と苦笑まじりに生きているのって
なんか、いい。
多分、今、働いている人たちの中で、在るべき場所にいる人って
少ないに違いない。
でも、がんばろう。
えへへっって笑いながら。
いつか、いい事あるからさ。