日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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松竹映画。

hee2006-05-19

GWの代休で、今日は休みでした。


撮りためていたDVDを観てました。
今日は70年代の松竹映画2本立て。

まず、『鬼畜』78年/野村芳太郎監督。
この映画中学生のときに、初めて観たのですが、
映画を観て泣いた始めての作品です。
最近、ビートたけし主演で2時間ドラマになってましたが、
緒方拳のダメ亭主ぶり、岩下志麻の鬼嫁ぶりで
もう映画版の圧勝です。
長男利一(りいち)の目がたまりません。
そしてラスト。
緒方拳と一緒に泣いてください。っ感じです。


もう一つは、『幸福の黄色いハンカチ』77年/山田洋次監督。
武田鉄矢の演技が少し鼻につくけど、
健さんが、そりゃー最高です。
網走刑務所を出所し、まず食堂に入って、
メニューを見るが、最初に頼むのは、「ビール」
それをなみなみと注ぎじっと見つめ大事そうに両手でコップを持ち
一気に飲む。
うれしそうな顔。
続いて
「しょうゆラーメンとカツ丼」
これもまたうまそうに食う。
このファーストシーンで高倉健ってすごいなぁと思いました。


それまで高倉健といえば、東映任侠ものの看板スターで
あたかもその東映やくざが刑期を終え出所したその後って感じで
私の中では、やくざものの健さんからあしを洗った健さんに変わる
契機となった映画です。


勿論ラストは、こいのぼりのさおに無数にはためく黄色いハンカチ。


感涙です。


水野晴夫御大ではありませんが、
「いやぁ映画ってほんとにいいもんですね」