梁石日は自伝的作品『血と骨』(ビートたけし主演)や
『月はどっちにでている』等映画化された作品が有名。
在日でここまで有名になった作家さんてあんましいないと思う。
内容は、マルチ商法にはまって一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだったけど
その後崩壊するまでを描いたもの。
マルチやねずみ講は破綻するのがわかりきっているのに
なんで消えることがないんだろう。
小説の中でも、自己啓発セミナーみたいな研修会と呼ばれる
洗脳合宿のシーンが描かれているが、要は、なんか楽な儲け話を
常に人間ってもとめるものなんですよねー。
そんなわたしも楽して稼げるなら
今すぐにでも仕事をやめたいです。
村上ファンドみたいに2000億も稼いだら
後はてきとーに面白おかしく過ごせるだろうに。。。
ま、結局、持たざるものは額に汗して働けってことですかね。
落語の『富くじ』みたいに。
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しかし、薬に頼らないと眠れないのに
『睡魔』を読むってしゃれになんないよなぁ(>_<)。