日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

思ったこと、思っていること。読んだ本、観た映画、TV。聴いた音楽…。会社でのこと、家族のこと、自分のこと。日々のうつろいを定着させています。はてなダイアリー開始は2003年、2006年4月から毎日更新継続中。2017年6月8日「はてなblog」アカウント取得、2019年1月「はてなダイアリー」から正式移行しました。アクセスカウンター2019年01月26日まではpv(2310365)です。

高校教師

hee2006-12-10

93年TBS「高校教師」DVDを入手。
ここ数日観ています。


今から13年も前の作品で、
当時、脚本の野島伸司は飛ぶ鳥を落とす勢い。
この前、今年入社の女の子に聞いたら「知らない」って。
名作だぞっ!といっても、当時、小学生じゃ無理か・・・。


女子高生と教師の恋愛、同性愛、レイプ、妊娠、近親相姦と、
扇情的な内容ばかりが喧伝されて、色眼鏡でみられがちな作品だけど、
実は一度もキスシーンすらないって知ってました?


いくつもの胸がキュンとなる場面があって、
中でも一番の名シーンは、
繭(桜井幸子)がスクリーンの前に立って、
羽村先生(真田広之)が影で抱きしめるシーンだと思います。


羽村先生は、何もない。
真面目すぎるほど真面目で、
それ故に論文は教授に取られ
大学の研究室を追われ、
だまされて高校教師にさせられ、
婚約者は同僚に寝取られ、
いいとこなしの人生。


でも繭は、そんな羽村先生を好きになって、
羽村先生もそれに応えていく。


出会いは、偶然でも。
愛は育てるもの。
育てていくもの。


結末は、死を予感させるけど、
2人は幸せだったと。


名作です。