もうすぐ3回忌。
遺作『ビューティフル・ネーム』が文庫化されたので読む。
連作短編のの3話目、4話目の最後に、未完の文字。
…切ない。
3話目、4話目は『ビューティフル・ネーム』の原稿が発見されたフォルダに入っていた2編で、4話目のタイトル『春の居場所』は編集部でつけたもの、という注意書きがありました。
34歳。
自殺。
電車で読んでいるのに、
内容は泣くところではないのに、
ずっと泣きながら読んでしまいました。
すっげー恥ずかしいです。
いい話多いんですよ、鷺沢さん。
元気を与えてくれる数少ない作家さんだったのになぁ。
最近、新刊書店ではなかなか見られなくなってきたのが悲しい。
新潮文庫も増刷してるのが
『葉桜の日』
『失恋』
『ウェルカム・ホーム!』
『ビューティフル・ネーム』の4冊だけ。
どーなってる新潮!
全集出せ!といいたい。
BOOKOFFでは比較的良く見つけるので、
是非読んでください。
エッセイもなかなか面白いよん。
(写真はわたくしお気に入りの1枚。
珍しく和装の鷺沢さん)