昭和の名優がまた消えました。
全盛期の60年代、高度経済成長の頃は
さすがにリアルタイム世代ではありませんが、
この頃の東宝クレイジーキャッツ主演の映画は
昔から好きで、TVでよく見てました。
(昔はビデオなんかなかったもんなぁ)
「まぁまぁ、気にしない、気にしない」
とC調で、楽しくポジティブに世渡りする姿は
見ていてすがすがしく、
オトナになった今となっては、
辛いこと、理不尽な会社の仕打ち、人間関係で
落ち込みがちになる時の活力になってました。
単にそこの浅い、軽い人ではないところが、
琴線に触れたのかもしれません。
人が生きていくことは辛いことです。
みんな同じように悩みをかかえていて、
それでも一生懸命生きていれば必ずいいことがある。
だから前向きに生きてみようよ。
暗い顔してても何もいい事はないよ。
植木さんはお亡くなりになりましたが、
フィルムは残ります。
いつまでも若々しい植木さんの姿を見て
これからも折に触れ、元気をもらいたいと思います。
合掌。