介護報酬の不正請求が発覚し、事業所の更新、新規開設が
出来なくなったコムスン。
資格者のいない事業所の指摘を恐れ処分が通達される前の
計画的拠点閉鎖。
本来受給を申請すべきでない介護に対する報酬請求。
挙句の果てに今回の処分通達に対し、ｸﾞﾙｰﾌﾟ内の子会社に
全事業譲渡と、これもまた処分逃れでコムスンをｸﾞﾙｰﾌﾟ内に
温存しようとする姑息な考え。
実は５年以上前、仕事でコムスンと
「介護サービスに伴い発生するリフォーム需要の受け皿」に
関する打ち合わせを頻繁に行なっていた時期があります。
結局双方の思惑の違いで共同ワークに繋がることはなかったの
ですが、今回の事件でこの仕事が進んでいたらと思うと、
恐ろしくなってます。
会長が、バブルの象徴ともいえるディスコ（これも死後だなぁ）の
プロデュースをした過去が取り沙汰されてるけど、
私的には過去はどうでもよろしい。
逆ににそういった過去をあげつらって、
鬼の首でも取ったかのように、
「やっぱりねー、どうせ本気で介護なんか考えていなかったんでしょ」
的なことをいうのはいかがなものかと思う。
動機はわからないけど、
（そりゃもしかしたら。というか経営者だから
ビジネスチャンスだと思ったんでしょうが）
日本全国に介護サービス拠点を作ったことは
すごいことだと思う。
本来は国がやるべきでしょ？
とはいえ…。
不正請求はいけません。
あれだけ大きくなった会社を維持するのは大変だったと思う。
ある意味不正したくなる気持ちもよくわかる。
でもさー。
本社が六本木ヒルズである必要はないわなぁ。
そこらへんの経営センスが、
みんな（役所や国民）の非難を浴びる原因なんだとおもうけど如何？
