日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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『太陽を盗んだ男』

hee2009-07-17

(79年キティフィルム制作・配給東宝)を久しぶりに見る。恐らく10回以上は見ているに違いないけど、最近ご無沙汰でした。きっかけは「ヱヴァ:破」であることは言うまでもない。
城戸誠(沢田研二)は、さえない理科教師。学校には遅刻し、風船ガムを噛み、テストは裏面に回答を印刷して居眠り。
ところが放課後の彼は、プルトニウム型原爆製造を自宅で粛々と進めるマッドサイエンティストだった。
原発に忍び込み液体プルトニウムを強奪、金属化してついに原爆を完成させる。
原爆を持った個人。
政府に対して次々と要求を突きつける。
最初の要求は、巨人vs大洋(現横浜)の試合終了までのTV放送だった。
え?
そんなもん?
もっといろいろ要求できるだろうに…というのは、映画の観過ぎ。自分が原爆(他を圧倒する巨大な力)を手に入れたら、何がしたい?
そう問いかけてくる映画です。
作られた時代をわざと画面に定着させているので、古いと感じる方もいますが、若者の空虚感、虚無感というのはこの頃から始まったのかなぁと思います。
とにかく、沢田研二が好演。かっこいい。
未見の方是非。